世の中に大きな影響を与えることや、大金を手にすることを夢見て、スタートアップ を目指す方は多いと思います。
確かにスタートアップに成功すると大きなリターンがあります。
しかし、その一方でスタートアップには大きなリスクもあります。
だからこそ、成功する確率を上げるためにも、しっかり準備してから起業したいですよね。
そんな方に向けて、今回の記事ではスタートアップに必要な準備を解説いたします。
目次
起業=スタートアップではない
スタートアップに必要な準備をご紹介する前に、「スタートアップとは何か」というところから、ご説明していきます。
この記事をご覧いただいている方の中には、「起業=スタートアップ」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、スタートアップ とは起業方法の一つです。
スタートアップではなく、キャッシュエンジン型起業(スモールビジネス)」という起業方法もあります。
スタートアップ とは
スタートアップ とは、
革新的なアイデアを元に事業計画書を作り、投資家から資金を集め、その資金を元にサービス・商品を開発・宣伝・リリースし、莫大な利益を得る
という起業方法です。
最初に資金調達するため、ハイリスクハイリターンの起業方法です。
スタートアップそのものについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
キャッシュエンジン型起業(スモールビジネス)とは
キャッシュエンジン型起業(スモールビジネス)とは、
少ない資金ですぐに売上が発生する仕組み「キャッシュエンジン」を利用し、小さく始めて少しずつ大きくする
という起業方法です。
少しイメージしづらいと思うので、具体例を出してご説明します。
例えば、英会話教室を始める場合。
最初にお金を借りて、教室を借りたり、教師を雇ってスタートするのではなく、自分自身が講師となって、近くのカフェで英会話レッスンを始めるところからスタート。
知人や友達の口コミやSNS、無料のホームページ制作サービスを使い、お金をかけずにお客さんを集めていきます。
そして、お客さんが集まって売上が増えてきたら、講師を増やしたり教室を借りたりして、少しずつ規模を大きくしていく。
といったイメージです。
自己資金で始められる範囲で起業するため、リスクを抑えて起業できます。
他にも様々なメリットがあるため、最近注目を集めている起業方法です。
キャッシュエンジン型起業について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
スタートアップに必要なモノ
では、ハイリスク・ハイリターンのスタートアップには、どんな準備が必要なのでしょうか。
スタートアップでは、様々なモノ・金・人が必要になります。
とてもじゃないですが、一つひとつご紹介しきれないぐらいです。
そのため、今回の記事では最低限必要なモノ・成功するために必須なモノに絞ってご紹介していきます。
事業の核となるアイデア
スタートアップで成功するためには、当然ながら核となるアイデアが必要です。
そのアイデアは革新的なだけでなく、この2つの条件を満たしている必要があります。
- 消費者の課題・問題を適切に解決できる
- そのアイデアをサービス化した時に、適切な対価が得られる
アイデアがなくても起業はできますが、スタートアップを成功させるためにはアイデアの質もとても大切です。
スタートアップのアイデアがない方は、アイデアの見つけ方を解説するこちらの記事をご覧ください。
成功するために必要なマインドセット
マインドセットとは、思考パターンや固定化された考え方のことです。
スタートアップを成功させるためには、起業を成功させるマインドセットを持つ必要があります。
マインドセットは起業後の行動に大きく影響します。
そして、行動は結果を左右します。
そのため、起業家として失敗するマインドセットを持っていると、スタートアップに失敗する可能性も高くなります。
では、成功するために必要なマインドセットとは、どのようなものなのでしょうか。
成功するために必要なマインドセットは、この3つです。
- やり抜く覚悟
- 売ることから逃げない
- リソース徹底活用で量を積む
マインドセットはすぐに身につくものではありません。
そのため、起業後から意識するのではなく、起業する前から、この3つを常に意識して行動し、マインドセットを定着させましょう。
この3つのマインドセットの詳細は、現役起業家が詳しく解説している、こちらの記事をご覧ください。
スタートアップに最も重要な3つのスキル
スタートアップに成功するためには、様々なスキルが必要になります。
その中でもこの3つのスキルは、スタートアップを成功させるために特に重要です。
- お金を管理するスキル
- マーケティングスキル
- プレゼンスキル
この3つのスキルは、スタートアップを立ち上げる前に、身につけておくことをオススメします。
お金を管理するスキル
創業時点では、自分自身でお金を管理することになります。
また、スタートアップでは最初に資金調達をするため、起業後に少しずつ借金を返済していく必要があります。
そのため、月々の収支・残りの資金を管理し、経営状況・財政状況を把握して、正確な数字を元に状況判断・事業の方向性を決断できるようにしておきましょう。
正確な数値を元に判断・決断しないと、借金が返せなくなったり、資金不足で事業の継続が難しくなる可能性があります。
会計の細かいルールまで覚える必要はありませんが、この2つはできるようになっておきましょう。
- 決算書の損益計算書(P/Lシート)と貸借対照表(B/Sシート)を読める
- 毎月の収支を記帳する
マーケティングスキル
「お客さんを集める仕組みを作る」マーケティングスキルも、スタートアップを成功させるために必要なスキルの1つです。
いくら優れたアイデアがあり、資金があったとしても、マーケティングスキルがないと、お客さんを集められないため、売上が上がりません。
「マーケティングって何?具体的にはどうすれば良いの?」という方は、マーケティングをあまり詳しくない方に向けて解説した、こちらの記事をご覧ください。
プレゼンスキル
スタートアップでは最初に資金調達するため、プレゼンスキルがとても重要です。
プレゼンスキルがないと、投資家の心を動かせません。
プレゼンにも様々な手法やスキルがあります。
でも、最も大切なことはあなたのプレゼンに、この3つが揃っているかどうか、です。
- 信頼
- 情熱
- 論理
信頼がないと話すら聞いてもらえない
プレゼンする上で前提とも言えるほど、重要なのが「信頼」です。
信頼がないと話をまともに聞いてもらえないため、いくら「論理」がしっかりしても、「情熱」を込めてプレゼンしても、相手の心は動かせません。
あなたが最も信用できない人の顔を思い浮かべ、その人からすごいプレゼンをしたとイメージしてみてください。
それでも、あなたはその人に投資しようと思えないはずです。
信頼を獲得するために、最も手軽な方法はプレゼンする相手の知人・友人に、あなた自身を紹介してもらうことです。
まずはプレゼンする相手と共通の知人・友人がいないか、探してみましょう。
情熱がないと人の心は動かない
人間は理屈ではなく、感情・本能で動くと言われています。
そのため、ある程度の信頼があり、論理立てて説明しても、情熱がなければ投資家の心は動かせないでしょう。
少しぐらい論理が破綻していたとしても、あなたがその事業にかける想いや情熱をストレートに表現した方が投資家の心が動く可能性が高いです。
論理で決断を後押しする
人間は感情や本能で決断し、論理で納得すると言われています。
そのため、信頼されている人に情熱を込めてプレゼンしても、その内容に論理が通っていないと
信頼できる人だし情熱はあるみたいだけど、その事業に投資しても回収できない可能性が高いから、投資しないでおこう
という決断を投資家にされてしまいます。
投資家が「投資する」という決断を後押しするために、自分自身がプレゼンする内容に論理が通っているか、確かめておきましょう。
信頼できるパートナーを選ぶ
起業に必要なことの全てを、自分一人でできるわけではありません。
そのため、必ず苦楽を共にするパートナーが必要になります。
しかし、パートナー選びを間違えると、途端に計画が実行できなくなったり、チームが分裂したりと、事業が続行できない状態になってしまいます。
そのため、パートナーを選ぶ場合、相手がこの3つの条件に全て当てはまるかどうかを確認しておきましょう。
- 自分とは違うスキルセットを持っているか
- 誠実であるか
- 一緒にやり抜く覚悟を持っているか
パートナーの選び方や選ぶ際の注意点については、こちらの記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
スタートアップの資金調達方法
スタートアップの資金調達方法というと、「資本家にプレゼンして投資してもらう」方法が真っ先に思いつきますよね。
でも、実はその他にも資金調達方法がありますし、投資家に投資してもらう前に試しておきべき資金調達方法もあります。
起業家にオススメの資金調達方法と手順は、下記の通りです。
- 自己資金を確認する
- 自己資金を調達する
- 個人として借り入れする
- 金融機関に融資を受ける
- 助成金・補助金を活用する
- 出資を受ける
資金の調達方法については、こちらの記事でより詳しく説明しています。
資金調達方法をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
スタートアップの準備として、キャッシュエンジン型起業がオススメ
ここまでスタートアップで成功するために必要なモノや資金調達方法をご紹介してきました。
ただ、スタートアップの準備として、最もオススメなのは「キャッシュエンジン型起業」で起業すること。
その理由は、下記3つです。
- 少ない資金ですぐに売上が発生するため、リスクを抑えて起業を経験できる
- 起業を経験することで、起業に必要なスキルが身に付く
- スタートアップに必要な人材・資金が手に入る
少ない資金ですぐに売上が発生するため、リスクを抑えて起業を経験できる
キャッシュエンジン型起業なら、少ない資金で始められて、すぐに売上が発生します。
そのため、最初に資金調達をする必要がなく、借金を背負うリスクは低いです。
また、キャッシュエンジン型起業は始めるハードルが低く、サラリーマンしながら複業という形でも起業できます。
複業という形で始められるため、起業して売上が立たない期間でもサラリーマンとしての収入があり、生活に困ることはありません。
複業について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。
起業を経験することで、起業に必要なスキルが身に付く
起業に必要なスキルは、実際に起業しながら勉強して身につけるのが最も効率的です。
ビジネススクールやセミナーに参加するよりも、サラリーマンとして実務をこなすよりも、キャッシュエンジン型起業を経験する方が圧倒的に早いスピードでスキルが身についていきます。
スタートアップに必要な人材・資金が手に入る
キャッシュエンジン型起業で立ち上げた事業が成功すれば、その事業の利益がスタートアップの資金となります。
また、その事業のスタッフやメンバーを、そのままスタートアップのパートナーとしてスライドさせられます。
しかも、その事業のスタッフやメンバーには、事業の立ち上げを手伝った経験や事業を大きくした経験があるため、スタートアップの成功にも大きく貢献してくれるはずです。
キャッシュエンジン型起業を専門的に教える起業スクール
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