スタートアップの定義とは?ベンチャー・スモールビジネスの意味も解説

こんにちは!
現役起業家のYuzuruです!

今回の記事では、スタートアップの定義・意味を、「ベンチャー」と「スモールビジネス」と合わせて解説していきます。

新聞やネット記事で、
「スタートアップ企業の●●が▲▲グループの傘下へ」
「この領域にはベンチャー企業の参入が相次いでいる」
「スモールビジネスからはじめよう」
などの文言をよく目にすると思います。

ただ、どの言葉も明確な定義がなく、ざっくりした認識で使われることが多いです。

そのためか、それぞれどんな意味や内容を持った言葉か、理解しきれていない方も多い思います。

今回の記事では、下記3つのそれぞれの概念について解説していきます。
・スタートアップ
・スモールビジネス
・ベンチャー

ただ、明確な定義がないため、今回の記事で解説する内容は、あくまでも僕の解釈だとご理解いただけると嬉しいです。

スタートアップって、結局何?

スタートアップイメージ

スタートアップとは、

  • 斬新なビジネスアイディアで
  • 世の中に変革をもたらすようなビジネスを作り
  • 投資家たちから投資を集めて事業を作り
  • 短期的なエグジット(上場or買収される)を目指す

という「動きをする企業」や「動きそのもの」を表す概念です。

これだけではまだイメージがしにくいと思うので、具体的な例を出してお伝えしますね。

投資家から資金を集めてイグジットを目指す「スタートアップ」

僕が「アプリで会員料金を取っていて、会員になれば月額5,000円でコーヒーが飲み放題」というカフェのアイディアを思いついたとします。

  • コンセプト
  • 提供するコーヒーのクオリティ
  • 店内の雰囲気
  • 人件費をかけなくてもいいように、提供する商品は限定しよう
  • BMGはこんな感じで
  • 店舗の面積を小さくしてメインはテイクアウトにしよう
  • コーヒーのついで買いをしてもらえるように、粗利が高いナッツやチョコレートを置こう

など、アイディアを膨らませていきます。

周りのカフェ巡りが好きな友人たちにこのアイディアを話して、「こんなんがあったらいいんじゃない?」というアイディアを積極的に取り入れていきます。

エンジニアでアプリ開発ができる友人も「一緒にやったら面白そうだね!」と言ってくれました。

単純な僕は、アイディアを人に話せば話すほど、「できる気しかしない」という状態になっていきます(笑)

でも

  • カフェの場所を借りる
  • 内装を整える
  • 会員制のアプリを作る
  • コーヒーマシンの購入する
  • いい豆を仕入れる

など、何をするにもお金が必要です。

そこで思いきって、大きな金額を調達するために、投資を集めにいきます。

ネット上の「事業計画書」の雛形や、スタートアップ起業家たちのプレゼンテーションを参考にして、自分で事業計画書とプレゼン資料を作りました。

そして、すでにカフェを経営している事業会社や、「エンジェル」と呼ばれる投資家たちを回って、自分の熱意を伝えていきます

その結果、とある事業会社から、閉店しようとしていたカフェの一つを使わせてもらえるオファーを獲得!

アプリ開発のための資金まで出資してくれることになり、ひとまず半年分の活動資金が手に入りました。

エンジニアの友人を仲間に引き入れアプリ開発をしてもらい、自分はカフェの店頭で接客しながら、会員制カフェのビジネスモデルを確立していきます。

・・・5年後、都内3店舗、会員数は5,000人を超え、黒字経営まで行き着きました。

結果、最初に出資してくれた事業会社から、「株式を全て取得したい」とのオファーが!

その時点での企業価値は、なんと10億円。

70%の株式を、7億円で渡すことで合意しましたとさ。

僕と一緒に起業したエンジニアはこのようにして、5年で買収まで持って行ったスタートアップ起業家として、会社経営しながら、自身もエンジェル投資家になっていくのでした。

と、このような動き自体や動きをする企業が「スタートアップ」と呼ばれます。

ベンチャーとは

ベンチャーのイメージ

ここまでのご説明で、スタートアップについてはなんとなくイメージができましたでしょうか。

ここまでお読みいただいて「スタートアップとベンチャーは何が違うのか」と思った方は多いかもしれませんね。

それもそのはずで、スタートアップとベンチャーは比較的似ているんです。

ベンチャーとは、

  •  創業から5年以内程度の比較的若い企業。
  • 新しいビジネス領域にて事業をスタートしている
  •  未開拓の領域に、リスクを取って切り込んで行く

という「動きをする企業」や「動きそのもの」を表す概念です。

新しいビジネス領域で事業をするところや、リスクを取って切り込んでいくところがスタートアップと似ていますよね。

起業したばかりの会社=ベンチャーじゃない

例えば僕が頑張ってお金を集めて、渋谷駅前に特色のないカフェを始めても「ベンチャーをやっている」という感じはあまりしません。

でもそれが
「アプリで会員料金を取っていて、会員になれば月額5,000円でコーヒーが飲み放題」
となると、一気に「ベンチャー」という雰囲気が出てきます。

このように起業したばかりの会社の中でも、新しいビジネス領域や未開拓の領域で事業を行っている会社が「ベンチャー」と呼ばれます。

知名度が低いスモールビジネス

スモールビジネスのイメージ

スタートアップやベンチャーと比べると、スモールビジネスは聞いたことがない方も多いかもしれませんね。

でも、最近は少しずつ新聞やテレビ、ネット記事で見かけるようになったきた言葉です。

スモールビジネスとは、

  • すでに世にあるビジネスモデルを用い
  • 中長期的に世の中の課題を解決する
  • ローリスク・ローリターン

という「動きをする企業」や「動きそのもの」を表す概念です。また、スモールビジネスと似た概念として、「キャッシュエンジン」という言葉もあります。別記事にて、詳細を紹介しています。

キャッシュエンジンの定義を知りたい方:
すぐに売上が発生するビジネスの仕組み キャッシュエンジン

キャッシュエンジン型起業のメリットを知りたい方:
キャッシュエンジンで起業する 5つのメリット

小さく始められる「スモールビジネス」

これだけではイメージがしにくいと思うので、スモールビジネスも具体例を出して説明しますね。

例えば、僕がIT企業で働く営業マンだとします。

人前で話したりプレゼンテーションをする機会に恵まれているため、常に
「どういう話し方をすると、人が理解してくれるか?伝わりやすくなるか?」
を意識しています。

いろんな本を読んで勉強し、自分が真似できそうなものは積極的に取り入れて、自分のプレゼンテーションをどんどん磨いていきます。

すると、仕事で「話が面白くてわかりやすいですね!」と言ってもらえることが増え、受注につながることも増えました。

プライベートでは、初めて会った人とも早く打ち解けることができるようになり、いいことづくめです。

ある日、僕はきづきます。

「この「話し方のコツ」、人に教えてあげたら、価値を感じてくれる人、多くいるんじゃね?」

そこで、社内で「話し方勉強会」を開催することに。

みな、最近僕が成績を伸ばしているのを知っていたようで、先輩・後輩を含めて10名が参加してくれました。

やってみたら、面白かったし、何より感謝されて嬉しい。

用意したスライドがわかりにくかったところもあったけど、改善したらもっと良くなるかも・・・?

そう考えた僕は、参加費1000円のセミナーをやってみることに。

イベント集客ができる無料のプラットフォームに、
「IT営業 トップセールスが教える、わかりやすく伝えるプレゼン術」
なる講座を登録。

3週間先の土曜日に日程を設定して、SNSで告知していきます。

結果、有料にも関わらず、10名の参加者が集まりました。

「応援」の意味で来てくれた友人もいれば、友人の友人や、イベントサイトから来た人もちらほら。

前回の反省を活かしたプレゼン講座、2時間でみな効果を感じて、満足して帰って行かれました。
取ったアンケートの満足度は90%以上!

さらにもう一度、振り返りをします。

  • 次回は、ロジックよりも熱意にフォーカスをした講座にしよう
  • 2時間は長すぎたから、90分でやってみよう
  • 集客のプラットフォームは、まだ2つくらい試してみよう
  • 「同じような講座があったらまた来たい」と言ってくれた参加者の方、彼と一緒に企画を考えて集客を手伝ってもらおう。
  • 値段の1000円は、安すぎて逆に不信感与えてしまうな。次回は3000円でお客さんくるか、チャレンジしてみよう。

・・・などなどの改善点を洗い出し、アクションまで繋げます。
次回のイベントは2週間後!

前回よりもさらに積極的に集客を行い、なんと20名が集まりました!
会場費の5000円を抜いても、5万円以上の利益!

集客に協力していただいた方と一緒に美味しいご飯を食べに行きました。最高だ!

2回目・3回目と重ねるうちに、コツが見えてきました。

他の人でもできるように、そのコツを元に講座の進め方をマニュアル化してみる。

継続して受講してくれており、筋がいい人に「講師やってみない?」と聞いたところ、前向きな答え!!

自分が教えなくても、日給1万円で彼が講座をやってくれることになりました。

同様の「講師業務委託」を、もう3名と契約。

合計4名が講師として都内で教えている、という状態を作ることに成功しました。

会場経費と講師の人件費を抜いても、週末開催のセミナーだけで、毎月20万円ほどの収入が得られるようになりました。嬉しい!

と、このような動き自体や動きをする企業が「スモールビジネス」と呼ばれます。

会社員の副業として始められる「スモールビジネス」

スモールビジネスのイメージ

ここまで

  • スタートアップ
  • ベンチャー
  • スモールビジネス

それぞれの概念について、ご説明してきました。

ただ、この3つの概念は新しく出来たものであり、明確な定義がされていないため、僕とは違った意見や解釈を持っている方もいらっしゃると思います。

それも含めて全て正確で、定義が柔らかい概念だと理解していただけると嬉しいです。

もし起業や副業に興味がある方は、一番最後に紹介した「スモールビジネス」で起業することをオススメします。

集客はSNSでもできるし、決済も決済システムとクレジットカードがあればできます。

サービス提供もパソコン1台で資料作りできますし、貸会議室の予約もネットで5分で完了します。

「やりたいこと」が見つかったら、やらない理由はありません。

個人的には、全ての日本人がスモールビジネスを一つ持って、月5万円くらいの収入を得たら、生きていくのが楽になるんじゃないかな、なんて思います。

上記のプレゼンテーション講座で5万円の利益を出すまでのストーリー、そんなにぶっ飛んでいる事している感じはしなかったですよね?

そんなわけで、まずは小さく自分のサービス提供をスタートすることをオススメします。

どんなサービス提供したら良いかわからない方は、僕があなたの強みや過去の経験、夢や目標をヒアリングして、どのようなスモールビジネスをするか無料で相談にのります!

興味がある方は、僕が経営している起業スクール「CashEngine」のホームページを見てくださいね。

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