スタートアップで成功するためには、パートナー選びがとても重要です。
スタートアップのパートナーは、様々な苦労やトラブルを乗り越えて、事業を大きくしていく運命共同体となります。
そのため、スタートアップのパートナー選びが、事業の成功を左右すると言っても過言ではありません。
今回はそれほど重要なスタートアップのパートナー選びを失敗しないために、
- パートナーを選ぶ3つのポイント
- パートナーに向いていない人の特徴
- パートナーを探す方法
をご紹介していきます。
目次
パートナーを選ぶ3つのポイント
スタートアップのパートナーを選ぶポイントは、この3つです。
- 自分とは違うスキルセットを持っているか
- 誠実であるか
- 一緒にやり抜く覚悟を持っているか
この3つのポイントをクリアしている人を、パートナーとして選びましょう。
どれか1つでも欠けると、後々のトラブルや失敗の要因となります。
自分とは違うスキルセットを持っているか
スタートアップには様々なスキルやノウハウが必要になります。
そのため、自分と同じスキルセットを持った人ではなく、なるべく自分とは違うスキルセットを持った人をパートナーとして選ぶと、スタートアップが成功する可能性が高くなります。
例えば、企画立案・実行は得意だけど営業が苦手な人が、同じように営業が苦手で企画立案・実行だけが得意な人を選ぶと、営業が上手くいかずに失敗します。
しかし、営業が得意な人を選ぶと、それぞれ得意なことに注力できるため、成功する可能性が高まります。
自分とは違うスキルセットを持つ人を選ぶために、自分自身とパートナー候補が持つスキルセットを書き出してみましょう。
誠実であるか
記事の冒頭でもお伝えしたとおり、スタートアップのパートナーとは様々なトラブルや苦労を一緒に乗り越えていきます。
また、スタートアップの創業時には、制度やルールが整備されていないため、お互いの信頼関係を元に仕事を進めていくことになります。
そのため、パートナーは心の底から信用できる人ではないと、円滑に物事が進まなかったり、意見がぶつかったタイミングでスタートアップから離脱されてしまう可能性があります。
パートナーを選ぶ時は、その人が約束を守れるか嘘をつかないか、など誠実な人かどうかをしっかり見極めましょう。
一緒にやり抜く覚悟を持っているか
「起業を成功させるために必要なマインドセットとは」の記事でも解説しましたが、 スタートアップで成功するためには「やり抜く覚悟」がとても大切。
やり抜く覚悟がないと、
- 本当にこの事業で成功できるのか
- たくさん投資してもらったけど、大丈夫かな
- 全然売上が立たないけど、やっていけるかな
と悩み・不安になってしまいます。
少しドライな言い方になってしまいますが、この悩む時間・不安になってる時間は非生産的な時間です。
また、このように不安な気持ちだと、発言や行動自体もネガティブなものになったり、不安感からスピード感が遅くなったりします。
しかし、いくら悩んでいても、物事は変わりません。
それよりも、その悩みや不安をどう解消するかを考えて、行動するべきです。
パートナーにやり抜く覚悟がないと、事業を成長させる足かせになってしまう可能性があります。
そのため、パートナーを選ぶ時は生半可な気持ちではなく、「やり抜く覚悟」を持っているかを確認しましょう。
パートナーに向いていない人の特徴
ここまではパートナーを選ぶポイントをご紹介してきましたが、ここから先はパートナーに向いていない人の特徴をお伝えしていきます。
ここからご紹介する特徴は、「スタートアップに向いていない人の特徴」と言ってもいいかもしれません。
- スピードよりも質にこだわる
- 完璧な計画を立てないと行動できない
スピードよりも質にこだわる
スタートアップでは、何よりもスピードが大切です。
特に創業時はやるべきことが多く、始めて経験することも多いため、一つひとつを丁寧にやっていたら、とても間に合いません。
そのため、「丁寧にじっくりと物事をこなす人」よりも「雑だけどスピーディに物事をこなせる人」の方が向いています。
もしパートナー候補の人が、スピードではなく質にこだわる傾向がある場合、その人はある程度事業が大きくなってから、メンバーとして参加してもらうことをお勧めします。
完璧な計画を立てないと行動できない
スタートアップでは、「行動しながら考える」ことがとても重要です。
先ほどお伝えしたようにスピードが何より大切ですし、世の中の環境・状況は刻一刻と変化していきます。
しかし、完璧な計画を立てるためには、多くのスキル・ノウハウ・経験と時間が必要になります。
完璧な計画を立ててるうちに、チャンスを逃したり、状況が変わってしまい、計画が実現不可能になることも多いです。
そのため、完璧な計画を立てないと行動できない人は、パートナーに向いていない可能性が高いです。
パートナーを探す方法
スタートアップのパートナーが欲しいけど、今はパートナー候補がいないという方は、この方法でパートナーを探してみましょう。
- 会社の同僚から探す
- 社会人になる前の友達や仲間から探す
- マッチングサービスから探す
会社の同僚から探す
まずは仕事の同僚の中にパートナーにしたい人がいるか、探してみましょう。
仕事の同僚であれば、その人がどんな仕事の進め方をしているか、どんなスキルセットがあるか、誠実かを既に把握しているはず。
そのため、スタートアップのパートナーにするイメージもつきやすいと思います。
パートナー候補になりそうな人がいたら、まず食事や飲みに誘ってみましょう。
そこで自分自身の計画や目標を話して、興味がありそうなら、さらに踏みこんだ話をしてみましょう。
社会人になる前の友達や仲間から探す
学生時代の友達や先輩・後輩、サークル仲間など、社会人になる前の友達・知り合いでパートナーにしたいと思える人がいるか、探してみましょう。
社会人になる前の友達や仲間であれば、性格や趣味趣向、その人の夢や目標を共有していることが多く、人柄に詳しいはずです。
ただ、スキルセットがわからない人が多いと思います。
そのため、社会人になる前の友達や仲間に声をかける場合、まずは一緒にご飯食べたり、お酒を飲みながら、今の職業や職場でのポジションなどを聞きつつ、スキルセットを確かめていきましょう。
マッチングサービス「ocosba」から探す
ここまでご紹介した2つの方法で思い当たる人物がいない場合、起業・複業のためのマッチングサービス「ocosba」を活用するのも1つの方法です。
「ocosba」では、起業・複業に参加したいユーザーをスカウトしたり、構想中・準備中の事業へ参加したい人を募集することができます。
ただ、全くの初対面となるため、これまでご紹介したポイントに当てはまるか、スタートアップに向いていない人の特徴に当てはまらないかは、時間をかけて精査する必要があります。
スタートアップのパートナーが成功を左右する
この記事の冒頭でもお伝えしましたが、スタートアップのパートナーが成功を左右します。
実際にスタートアップのパートナーとうまくいかなくなって、失敗したり分裂するケースは多いです。
そのため、パートナー選びは妥協せず、徹底的にやりましょう。
パートナー選びについてもっと詳しく知りたい方は、パートナーを選ぶポイントや方法を現役起業家が解説した、こちらの記事も合わせてご覧ください。