
どうも、こんにちは!
複業家として活動している二宮です。
私は週2日は会社に勤めつつ、個人事業主としても働いており、現在進行形で「複業家」として活動しています。
今回の記事では、私の働き方やこれまでの経験を元に、「複業の始め方・やり方」を解説していきます。
複業の始め方ややり方に正解はありませんが、複業に興味を持っている方の参考になれば幸いです。
目次
複業とは
副業の始め方を解説する前に、「複業」の定義から解説していきます。
「複業」とは、複数の本業をかけ持つことです。
私の場合は、
- IT企業のカスタマーサクセス部門のリーダー
- WEBコンサルタント(個人事業主)
- WEBメディア運営(個人事業主)
- 動画制作(個人事業主)
という形で、いくつもの本業を持っています。
では、同じ読み方でも漢字が異なる「副業」と「複業」とはどう違うのでしょうか。
副業とは
副業は、本業以外のプラスα、補助的な仕事を指します。
例えば、平日は会社に勤めながら、土日の時間を使ってアルバイトをするイメージです。
複業と副業の大きな違いは、
- 複業は本業が複数ある
- 副業は本業が1つしかない
ということです。
複業と副業の違いは、こちらの記事で詳しく解説されています。
複業には様々な種類の働き方がある
複業は複数の本業を持つため、様々な種類の働き方があります。
複業の働き方を大まかに分類すると、この3つです。
- 複数の企業に会社員として勤める「会社員+会社員」
- 会社員として勤めながら個人事業主として仕事する「会社員+個人事業主(フリーランス)」
- 複数の事業や仕事を持つ「個人事業主(フリーランス)+個人事業主(フリーランス)」
私の場合は、会社に勤めながら個人事業主としても仕事をしているため、2つ目のパターンの働き方に当てはまります。
複業でお勧めの働き方は?
これから複業を始めようと思っている方には、私と同じ2つ目のパターン(会社員+個人事業主)をお勧めします。
会社に勤めながら、個人事業主(フリーランス)として働くパターンであれば、万が一自分の事業や仕事でうまく稼げなくても、会社からもらえる給料があるため、収入がゼロにはなりません。
リスクヘッジをかけた状態で複業に挑戦できるんです。
最も安定するけど、最もハードルが高い「会社員+会社員」
収入の安定を優先するのであれば、複数の企業に社員として勤める「会社員+会社員」という働き方も良いでしょう。
ただ、このパターンはハードルが高いため、あまりお勧めできません。
- 複業をOKとする2つの企業に採用してもらう必要がある
- 働く時間の調整が難しい
といったハードルをクリアするためには、当然ながら企業側の協力も必要になります。
そのため、あなた自身に働くエネルギーがあることは前提として、
企業から協力を得られるほどの高いスキルや経験がなければ、このパターンの働き方は難しくなります。
リスクは高いけど、自由度も高い「個人事業主(フリーランス)+個人事業主(フリーランス)」
個人事業主(フリーランス)として、いくつもの本業を持つ働き方は、自由度がとても高いです。
働く場所・時間・内容を自分で決められるので、自分が好きなライフスタイルを実現できます。
ただ、会社員のように固定収入がないのがリスクとなります。
自ら営業して新しい案件を獲得したり、安定した収入を得るためのビジネスモデルを構築したり、と収入を安定させる工夫をしないと、収入がゼロになるリスクがあります。
別の言い方をすると、ハードルもリスクも高い働き方と言えます。
この働き方を実現したい場合は、
- 最初は「会社員+個人事業主(フリーランス)」として複業を始める
- 個人事業主(フリーランス)としての収入が増えてきたら、徐々に会社員として働く時間を減らす
- 個人事業主として、本業を複数持つこのパターンに移行する
という流れがお勧めです。
複業家の事例〜複業したら、どんな働き方になる?〜
ここまでご紹介してきた働き方だけでは、複業を始めた時の働き方が、今ひとつイメージしづらいかもしれませんね。
ここからは、私が実際にどのように働いているかを複業家の事例として、ご紹介していきます。
どんな仕事をしているの?
私が持っている本業をざっとご紹介すると、こんな感じです。
- IT企業のカスタマーサクセス部門のリーダー(会社員)
- WEBコンサルタント(個人事業主)
- WEBサイト制作(個人事業主)
- WEBメディア運営(個人事業主)
- 動画制作(個人事業主)
WEBを主体とした仕事を選んでいるため、ある仕事で得たスキルや経験を別の仕事にも活かすことできます。
掛け合わせを上手に利用できた結果、スキル・成果ともに複業をしてから飛躍的に上がったと感じています。
どの仕事も基本的には、時間と場所を選ばないため、いつ・どこでも仕事ができます。
会社に勤めながらだと、それ以外の仕事で場所と時間を限定されると、かなり負担が大きくなります。
そのため、複業を始める方は、できるだけ時間と場所を選ばすにできる仕事を選ぶことをお勧めします。
私の仕事の内容をもう少し具体的にご紹介すると、私の本業の1つであるWEBコンサルタントでは、
- WEBサイト改善レポートを月に1回提出
- 隔月に1回電話でコンサルティングを行う
といったサービスを提供しています。
WEBコンサルタントの業務は基本的に、月の終わりと始めにまとまった時間を取れば実施できるため、月半ばはWEBサイト制作や動画制作、WEBメディア運営に時間を使っています。
運営しているWEBメディアでは、10年ぐらい続けている趣味のスケートボードに関する記事をアップしており、月間で20万PVを集めるまでに成長しました。
それ以外にも趣味や好きなことを軸にしたWEBメディアをいくつも立ち上げて、成長させているところです。
また、本WEBメディアの運営会社である「CashEngine」様のWEBサイトも制作させていただきました。
新宿の起業スクール「CashEngine」のホームページはこちら
1週間のスケジュールは?
私の1週間のスケジュールは、こちらです。
- 月曜日:会社に勤務+WEBメディア運営
- 火曜日:WEBコンサルティング+WEBメディア運営+WEBサイト制作
- 水曜日:会社に勤務+WEBサイト制作の打ち合わせ
- 木曜日:動画制作
- 金曜日:WEBコンサルティング+動画制作
- 土曜日:WEBメディア運営
- 日曜日:休み
会社以外の仕事の内容や量によって、1週間のスケジュールはかなり変わるため、ある1週間のスケジュールをご紹介しました。
「週1日しか休みないじゃん!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、1日の労働時間が8時間以下の日もあります。
とはいえ、労働時間が長い日は多く、1日の労働時間が10時間以上の日はザラにあります。
複業を始めると、仕事の量も増えるのですが、仕事や打ち合わせの調整にも結構時間が取られています。
ただ、私の場合は自分の夢と理想のライフスタイルを実現するために、複業しているため、労働時間が多くてもあまり辛くはありません。
複業家がお勧めする複業のやり方・始め方

ここからは、私の過去の経験を元に、複業の始め方を解説していきます。
最初に複業を始める流れをお伝えすると、
- 複業を始める理由を確認する
- 自分の強み・スキル・経験を棚卸しする
- 副業を始める
- 副業を本業にする
となります。
私自身もこの流れで複業家になりました。
複業を始める方法・やり方は、他にもたくさんあると思います。
ただ、リスクをあまり取らずに複業を始めたい方には、この始め方が最もお勧めです。
複業を始める理由を確認する
複業を始める前に、まずは「なぜ複業を始めたいか」を自分自身の中で明確にしておきましょう。
私の場合は、自分の理想とするライフスタイルの実現、夢の実現が複業を始めた理由でした。
具体的に内容をお伝えすると、この2つを実現するためです。
- 夢=自分の好きなことでお金を稼ぐ、好きなことで稼げる人を増やす
- 理想のライフスタイル=仕事に生活する時間と場所を制限されない
この記事をご覧いただいている方の中には、この作業の必要性を感じない方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、複業を始める理由は、どんな仕事を選ぶかの指針になるため、必ず明確にしておきましょう。
私は上記の理由から複業をしているため、この3つの条件を基準に仕事を選んでいます。
- 自分の好きなことが価値に変わる仕事を選ぶ
- 好きなことを仕事にしている人をサポートする
- 時間と場所を選ばない仕事を選ぶ
自分の強み・スキル・経験を棚卸しする
複業を始める理由を明確にしたら、次は自分の強み・スキル・経験をメモ帳に書き出していきましょう。
ここで書き出す強み・スキル・経験が、仕事に変わるため、思いつく限り書き出すことをお勧めします。
もし自分で思いつかない場合は、友人や知人、会社の同僚に聞いてみましょう。
私が複業を始める時に持っていた専門的スキルは、この3つでした。
- WEBコンサルティング
- WEBサイト制作
- WEBメディアの制作・運営
また、強み・経験としては、この4つを書き出しています。
- 社内ベンチャーとして立ち上げた部署を1年で、社内で1番利益を出す部署に成長させたこと
- 時間管理・タスク管理が得意
- ディレクションが得意
- 物事を噛み砕いて人に伝えることが得意
副業を始める
自分の強み・スキル・経験を棚卸ししたら、次は書き出した内容を活かせる仕事を、副業として始めてみましょう。
会社に勤務していない土日や業後、朝の時間を活用し、ちょっとした仕事からスタートすることをお勧めします。
いきなり本業として、会社員以外の仕事をスタートさせると言っても、ピンとこないと思います。
また、会社の仕事と副業を両立する中で、複業に必要なスキルも身につけられます。
私の場合は、この3つのサービスを副業として始めました。
- WEB改善のためのレポーティングサービス
- WEBサイト制作
- WEBメディアの立ち上げ〜運営
どの仕事も時間と場所を選ばないので、会社に勤めている以外の時間を使って、稼いでいきました。
どこで仕事を見つければ良いの?
「副業を始めようと思っても、どこで仕事を探せば良いのかわからない」という方は多いと思います。
そんな方に私がお勧めする仕事の探し方は、この2つです。
- 友人・知人に声をかける
- クラウドソーシングに登録する
どちらもお金をかけずに仕事を探せる、手軽な方法です。
友人・知人に声をかける
まずは、自分自身が始めようと思ってる仕事、自分ができることを友人・知人に話してみましょう。
友人・知人から直接仕事をもらえなくても、友人・知人から仕事を依頼してもらえる方を紹介してもらえるかもしれません。
この方法は地味に思えますが、コストが掛からず仕事に繋がることが多いので、ぜひ試してみてください。
私もWEBコンサルティング・WEBサイト制作は、いまだに友人・知人からの紹介や、仕事を一度ご依頼いただいた方からの紹介で受注することが多くあります。
クラウドソーシングサイトに登録する
クラウドソーシングサイトとは、仕事を受けたい個人事業主(フリーランス)と仕事を依頼したい企業を繋げてくれるサービスです。
案件単位・仕事単位で依頼先を探している企業が多く、手軽に仕事を探せます。
また、クラウドソーシングでは「成果物」によって報酬が発生するため、会社員の方でも仕事を受けやすいと思います。
業界でも大手のクラウドソーシングサイトはこの2つ。
代表的なクラウドソーシングサイト
登録するだけなら無料なので、どんな仕事があるかを見るだけでも面白いと思います。
副業を本業にする
副業をしていくと・・・
- この仕事を本業にしたいと思える仕事が見つかった
- 副業で稼げる時給が会社の時給と同じかそれ以上になった
という状態になるタイミングがあります。
この状態になったら、その副業を本業と捉えて良いと思います。
本業と捉えられる仕事を見つけたら、会社で働く時間を少しずつ減らして、もう1つの本業での収益をさらに伸ばしていきましょう。
私も副業を本業にするために、上司と相談して、会社の仕事は時給制・週4勤務にしてもらいました。
そこから少しずつ会社で働く時間を減らし、個人事業主としての仕事に使える時間を増やしていきました。
複業を始めて良かったと思えること
私の普段の働き方や複業の始め方を解説してきましたが、「結構大変そうだなー」と感じた方は多いかもしれませんね。
確かに複業を始めてから、大変なことはたくさんありました。
ただ、私は自分の夢・理想のライフスタイルを実現するために、始めたこともあり、楽しいと思えることの方が多いです。
それに複業を始めて2〜3年経ちますが、複業のメリットをたくさん感じてきました。
色んな経験ができるから、色んなスキルが身に付く
会社員として働いていると、どうしても日々の業務は似通ってしまいます。
また、新しい事業に挑戦できたとしても会社の枠組み内での業務となり、様々な制限を受けます。
ただ、個人事業主として仕事を持つことで、制限を受けることなく、様々な仕事に挑戦できるため、本当に色々な経験ができました。
会社に勤めているだけでは、絶対得られないと思える経験もあります。
また、その経験の中で、自分に足りないスキルに気がついて勉強したり、持っていたスキルを全く違う状況で使うことで、スキルの幅が広がり、スキルが高まりました。
収入が増えた
色々な経験を積み、自分のスキルの幅を広げ、スキルを高めた結果として収入も増えていきました。
個人事業主としての収入だけでなく、会社の時給も上がっています。
個人事業主で得た経験やスキルを、会社の仕事に活かすことで、会社員としてのパフォーマンスも高まり、それが評価された結果だと思います。
会社で働く時間はどんどん減っているのに、会社での評価は高くなり、時給が高くなるという面白い経験もできました。
自分の夢・理想のライフスタイルを実現できる
まだまだ夢半ばですが、複業を始めてから少しずつ、自分の夢と理想のライフスタイルを実現できていると感じています。
会社以外にも収入源を持つことで、働く場所や働く時間を選ばずに生活できるようになっています。
また、会社の収入源にも依存していないので、会社と給料の金額や仕事内容の交渉も対等な気持ちで望めるようになり、ある程度自分に有利な条件で雇用契約を結ぶこともできました。
個人事業主としての仕事も、自分の夢を実現するための仕事が増えており、人生の自由度が高まっていると感じています。
複業に興味がある方は、副業から気軽に始めてみよう

本業を複数持つ「複業」と聞くとハードルが高いですよね。
でも、今回ご紹介したように「副業」から「複業」へとステップアップすることもできるんです。
複業に興味がある方は、まずは「副業」から挑戦してみましょう!
「副業」や「複業」に関するご相談も受け付けております。ご興味のある方はぜひご連絡ください。