起業するときに一番最初にするのが、事業構想を作ること。
このためには、起業アイディアを出して固めることが必要です。
この記事ではテクノロジーの発展した令和時代において、お金をかけずにスタートできる0円起業アイディアの具体例やアイディアの出し方、最初の行動のステップを紹介します。
この記事の内容を実践して、すぐにでも小さくビジネスをスタートしてみてください!
令和時代の0円起業アイディア 7選を紹介
まずは、具体的な起業アイディアを紹介していきます。どれも、会社員を続けながら・学生をやりながらでもスタートできるものばかりです。
リスクやコスト小さくスタートして、最初の1円の売上を立てるところまで進むだけで、世界が変わります。
コンサルタント/教育業
もしあなたが、今までに時間やお金をかけて学んだり投資をしてきた分野があるのであれば、そのやり方を教えるところからスタートできます。
- 学生時代に語学留学に言って英語をマスターした→英会話学習のサポート
- いろんなセミナーに通ってマーケティングの勉強をした。→マーケティングコンサルタント
- 動画の撮影・作成が好きで、スマホ1台でいろんな動画を作っている→動画制作講師
などなど。
教えることは仕入れのコストがかからないため、もし自分が教えることに対してワクワク感を感じられるのであれば、この分野での起業はすぐにでもスタートできます。
他にも、企業の人事部として働いているひとであれば、ベンチャー企業の人事コンサルタントとして週に1回ミーティングに参加してアドバイスをする、などもできます。
まずは、周りの人10人中、8人よりも、自分のほうが良く知っている、うまくできる、時間とお金を投資してきたことをリストにして、その中からニーズのありそうなことを教えるのをはじめてみましょう。
あなたにとっての当たり前のことでも、その「あたりまえ」を教えてくれることを、有益だと感じる人は世の中にたくさんいます。
企業の業務代行
企業が手が回っていなくて困っているところを代行するビジネスも、すぐにスタートすることができます。
例えば、営業をしてくれる人を募集している会社は、世の中に数多くあります。
僕の友人の例だと、彼は不動産会社の営業代行を成果報酬(成約が決まったら報酬が入る)で行い、月5万円ほどの報酬を得ています。
まずはこのような成果報酬型でスタートするのも、起業の一つの形です。
他にも、例えば自分がWEBサイト制作ができるのであれば、企業のために制作代行をするもの一つのサービスです。
堀江貴文さんが起業をしたライブドアも、最初は企業のHP制作代行業からスタートして売上を上げていきました。
営業代行、WEBサイト制作代行の他にも、採用代行、PR代行など、企業が手を回っていなくて自分にスキルがあるモノを見つけることができれば、それは起業のチャンスです。
マッチングサービスづくり
タクシーのUBERや中古品取引のメルカリなど、近年個人と個人をつなぐビジネス(CtoC)が増えてきています。
一人1台スマホを持ち、誰もが常にネットに繋がっている状態となった現代では、個人が不要としている(もしくは貸してもいいと考えている)ものを、それを必要としている個人につなげるのが容易になっています。
そのため、今までマッチングをすることができなかった、「細切れな需要」をマッチさせることにより、ビジネスを生み出すことができます。
具体例としては、
- 犬の散歩をしてほしい飼い主と、犬の散歩をしたい人のマッチング
- オタクの彼女がほしい男性と、オタクの彼女がほしい人のマッチング
- 好きな本について語りたい人と、オススメの本の話を聞きたい人のマッチング
などなど、自分が興味を持っているモノ・人を絡めると、楽しみながらサービスづくりをすることができます。
場所づくり
キングコングの西野亮廣さん、オリエンタルラジオの中田敦彦さん、ホリエモンこと堀江貴文さんなど、多くの著名人がオンラインサロンの運営を行っています。
実は、このような著名な方々のオンラインサロンの他にも、現状多くのサロンが存在します。
もしもあなたが、なにか特定の分野に強い興味を持っていて、それをフックとして起業をしたい場合は、シンプルに同じ興味を持っている人を集めてくることで、サロンをスタートすることができます。
例えば、
- 英語を学びたいけどなかなか習慣化できない
- 早起きをしたいけどなかなか習慣化できない
- 行政書士の試験勉強をしてるが、一人ではモチベーションを保てない
などです。
このような人を集めてコミュニティを作り、同じ方向に向かう仲間としてコミュニケーションを取り合える場所を作れば、そのコミュニティに価値を感じる人も現れます。
オンラインサロンは多くの場合、月額で収益を上げることができる、ストック型のビジネスとなります。
導入コストはほとんどなく、長く運営することで利益を長期的に伸ばしていくことができるので、0円起業との相性はバツグンです。
個人のブランディングサポート
現代は「個の時代」とも言われ、個人がめざましく活躍しています。
一方で、せっかく技術をもっているのに、それを認知してもらうことができていない個人も多く存在します。
そのため、個人のブランディングをサポートするビジネスは、今後需要が高まると予想されます。
もしあなたが、写真や動画を撮るのが得意だったり、人にインタビューをしてそれを文字に起こすのが得意な場合はチャンスです。
例えば、
技術を持っている料理人、美容師、カメラマン、エンジニアなど、個人で仕事をしている人がいるとします。
その人たちのホームページや紹介動画、SNSアカウントを作成する、といったイメージです。
「自分が特別であるか」を言語化して売り出していくのを、苦手とする人は多くいます。
その人のストーリーを引き出し言語化し、WEBページの作成やSNSに表現して、その運用まで代行してあげることで、その方個人の認知度を上げることができます。
コンテンツ販売
自分がなにかに特化した情報やノウハウを持っている場合、それをコンテンツとして切り売りすることも現代では容易になりました。
noteのような、個人がコンテンツを作成し販売を簡単にできるサービスも、広がってきています。
SNSなどで情報の発信力を高めながら、並行してコンテンツを販売することで、収入を安定的に確保する人もいます。
クラウドソーシングでの受注
どうしても何も自分の強みやできることが見つからない場合は、クラウドソーシングサイトをみて、自分にもできそうなモノを探って見ることが起業アイディア発掘につながります。
参考になるサイトをいくつか紹介しますが、この他にもいろんなプラットフォームがあるので、自分と相性が合うものを探すのもよいでしょう。
少しのぞいてみるだけでも、動画制作、ブログ記事のライティングなどのメジャーなものから、占いや恋愛相談まで、様々な仕事があることがわかります。
きっと、「自分もこれならできる」と思えるものが見つかるはずです。
起業アイディアの出し方4パターンを紹介
続いて、起業アイディアを見つけるための発想方法を紹介していきます。
自分の悩みを解決する
今もし自分自身が悩んでいることや、不便だと感じる事があれば、きっとそれは他の誰かも同じように感じています。
どんなサービスがあったら、同じ悩みを抱えている人を助けることができるのか?を考えることが、新しいビジネスのタネに繋がります。
「必要は発明の母」という言葉があるように、もし必要性が高まっている場所では新しいビジネスが生まれやすくなります。
既存のサービスを改善する
あなたが今まで使ったことがあるサービスで、「イマイチだったな」とか、「自分だったらもっとうまくできるのにな」と思ったことはありませんか?もしあれば、それは新しいビジネスのチャンスです。
ネットフリックスの創業者は、ビデオテープのレンタルサービスを使ったときに延滞料金を取られ、それが起業のきっかけとなりました。このように、今あるサービスを改善することで、起業アイディアを思いつくことができます。
2つのモノを組み合わせる
現存する2つのサービスや、すでにあるサービスをなにかに特化させることをイメージすると、ビジネスアイディアになります。
例えば、
- 起業家×シェアハウス→ 起業家だけが集まるシェアハウス
- 犬×フェイスブック→ 犬好きだけが集まるSNSづくり
- 恋愛×コンサルティング→恋愛の悩みの相談に乗るコンサルタント
などです。
一見奇抜に見える2つの組み合わせも、需要さえあれば起業のタネになります。
いまや誰もが知っているインスタグラムも、Facebook×写真の発想ですね。
既存のサービスと真逆のものを考える
すでに世の中に存在するサービスを、引っくり返して見るのもアイディアを思いつくためには有効です。
例えば、
- いつでもどこでも繋がるWiFi →インターネットから完全に隔離されたデジタル断食合宿
- すぐに新品の本が届くサービス →誰かが書き込みをした本だけの本屋
- 注文が早くて正確なレストラン →子供やお年寄りがスタッフをする、注文が届かないレストラン
などです。
実を言うと、上記はすべて実際に存在するサービスです。
逆転の発想を上手に使うことで、このようなビジネスアイディアを思いつくことができます。
起業アイディアはあるんだけど…という人向けのすぐに取るべきアクション3つ
次に、アイディアが固まったあとに取るべきアクションを3ステップをご紹介します。
人に話す
人に話すことの効果は絶大で、自分のマインドセットを高め、頭を整理し、サポーターも増え、最初の顧客獲得につながる可能性も秘めています。
例えば自分が「恋愛コンサルタント」で起業することを決意したのであれば、そのアイディアを複数の友人(恋愛に悩みを持っている人ならベスト)に話してみることがおすすめです。
話してみるだけで、自分のビジネスの強みに気づくことができたり、本当にそれに対して情熱をもてるのかにも気づくことができます。
プロトタイプを作る
続いて、サービスを実際に作ってみる段階です。
例えば恋愛コンサルタントであれば、以下のものを用意する必要があります。
- 自分の顧客はどんなひとか?
- どんな悩みをどのように解決するのか?
- なぜ自分がその悩みを解決できるのか?
- 料金はいくらか?
- 相手に渡すアウトプットはなにか?
用意ができたら、次はモニター探しです。
サービスのフィードバックをもらう
続いて、家族でも友人でもよいので、モニターになってくれる人を見つけて使ってもらいましょう。
価格は1円でも10円でもいいのですが、必ずフィードバックをもらい、自分の改善点を見つける必要があります。
他者の視点から見たサービスの改善点は、起業家に取って最も重要なアドバイスの一つです。
言われたことをしっかりと吟味して、サービスの改善につなげましょう。
最初に取るべきアクションがそれでもわからない場合
ここまで、起業アイディアの具体例の紹介、起業アイディアの発想方法、アイディア獲得後のアクションを紹介してきました。
ここでまだ、「最初の一歩を踏み出すこと」にためらいを感じている方は、現役の起業家に相談してみてはいかがでしょうか。
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