会社以外の収入源を持つために、副業を始める方が増えてきました。
ただ、「副業を始めたいけど、資金がないし、資金の集め方もわからない」という方も多いと思います。
今回はそんな方に向けて、副業の資金を集める方法を解説いたします。
目次
副業を始めるために必要な資金を確認しよう
資金調達を始める前に、まずは自分が始めたい副業にかかる資金を算出してみましょう。
大まかな金額ではなく、具体的な金額まで落とし込んでください。
もし副業で中国語教室を始めるのであれば、教室を借りる費用・人件費・教材費用など、かかる費用を一つひとつ出していきます。
全て出し切ったら、ネットで調べたり、業者に見積もりを出してもらいましょう。
それぞれいくらかかるか調べたら、全ての費用を合計して、副業を始めるための具体的な金額を算出します。
資金調達の前に自己資本を確認しよう
必要な金額がわかったら、いきなり資金調達するのではなく、まずは自己資本を確認しましょう。
自己資本は、以下6つのステップで確認することをお勧めします。
- 持っている金融機関の口座の確認
- 金融機関の口座の残高を確認
- タンス預金の確認
- 電子マネーの残高の確認
- すぐに日本円へ換金できる資産の確認
- 通常の預金以外の確認
ステップ１）持っている金融機関の口座の確認
まずは自分が持っている金融機関の口座がいくつあるのか、あらためて確認しましょう。
持っていることを忘れている口座は、意外にもあるものです。
ステップ２）金融機関の口座の残高を確認
ステップ１で確認した口座、すべての残高を確認していきましょう。
そして、その残高を合計して、メモしておきます。
ステップ３）タンス預金の確認
残高を確認したら、次は自宅に保管している現金がないか確認していきましょう。
自分にはタンス預金がないと思っていても、探すと以外にも出てくるものです。
ステップ４）電子マネーの残高の確認
現金を確認したら、次は電子マネーをいくら持っているか確認しましょう。
電子マネーも交通系、Paypay・LINEpayなど、様々な種類があります。
複数の電子マネーを使っている方は、それぞれの電子マネーにいくら入っているか確認し、合計の金額をメモしておきます。
また、電子マネーだけでなく、換金性が高い楽天ポイントなどもどれくらいあるか、合わせて確認しておきましょう。
ステップ５）すぐに日本円へ換金できる資産の確認
株・仮想通貨・外国の紙幣など、すぐに日本円に換金できる資産も合わせて確認していきます。
ステップ６）通常の預金以外の確認
通常の預金とは分けて、貯金している積立定期や財形貯蓄がないか確認しておきましょう。
自己資本のうち、副業に使える金額を確認しよう
6つのステップを終えたら、副業を始めるための資金として、いくら使えるか確認します。
あとは、
「副業を始めるために必要な資金」から「副業を始めるための自己資本」を差し引けば、資金調達の目標金額が設定できます。
例えば、ここまでのステップで確認したところ、合計で150万円の自己資本があったとします。
そのうち、50万円は何かあった時のために残しておきたいので、残りの100万円を副業に使うことにしました。
副業を始めるために必要な費用が300万円だとすると、残りの200万円が資金調達しなければいけない金額となります。
無駄な借金をしないためにも、後から資金が足りないと嘆くことにならないためにも、資金調達の目標金額はしっかり設定しておきましょう。
副業の資金を集める5つの方法
ここまでの内容を実践していただければ、資金調達の目標金額が設定できたと思います。
では、その目標金額をどうやって集めればいいのでしょうか。
ここからは資金を集める5つの方法をご紹介いたします。
不要品を売って、自己資本を増やす
まずは自己資本を増やすことに挑戦してみましょう。
具体的には「自宅にある不用品を売って資金を集める」ことに挑戦してみましょう。
過去にコレクションしていたグッズや不要な家具、限定盤のレコードなどをメルカリで売ってみましょう。
「なんだ、そんなことでいいのか」と思う方も多いかもしれません。
ただ、「物を売って、稼ぐ」は商売の基本なので、これから始める副業の練習になります。
「メルカリで売る」と言っても、
- 商品の写真
- 商品のタイトル
- 商品の説明
で、商品の魅力をしっかり伝える必要があります。
副業を始めた後に、自分のサービスや商品の魅力を伝えて営業する機会はたくさんあるため、営業の練習だと思って真剣に取り組んでみましょう。
個人で借り入れする
個人での「借り入れ」というと、クレジットカードやカードローンが真っ先に思いつくかもしれませんが、これは最終手段だと思ってください。
上記の方法だと、利息が高く、最終的に支払う金額が大きくなってしまいます。
そのため、まずは「知人・友人・家族」に相談して、副業に必要な資金を集めていきましょう。
知人・友人・家族にお金を借りるのは、とても心理的ハードルは高いと思います。
ただ、この方法は
- 副業を諦めづらくなる
- ビジネスパートナーが見つかる可能性がある
といったメリットがあります。
副業はやめるハードルも低いため、稼げるようになる前に諦めてしまう方がとても多いです。
ただ、知人などにお金を借りると、そう簡単には諦められなくなりますよね。
また、人間には「誰かを一度助けると、自分が助けてあげたその人に対して好意をもつ」という心理があるため、お金を貸してくれた方がビジネスパートナーになる可能性もあります。
金融機関からの事業融資
次にご紹介する調達方法は、金融機関から事業融資を受ける方法です。
事業融資とは、「事業計画を金融機関に伝え、その事業計画への信用を元にまとまった金額を借りて、利子をつけて返す」こと。
事業融資は金融機関にお金を借りるため、利子をつけて返済する必要があります。
ただ、低い金利で長期間借り入れできます。
融資してくれる金融機関は、銀行・政策金融公庫・信用金庫など、様々な種類がありますが、地方銀行や地方の信用金庫の方が融資のハードルは低い傾向があります。
助成金・補助金の活用
助成金・補助金は一定の条件を満たした企業や活動に、国や自治体がまとまった金額を支給する制度です。
どちらも融資ではないため、返済は不要です。
日本では新規事業創出を応援する流れがあるため、新規事業創出のための助成金・補助金もたくさんあります。
もし副業を始めるにあたって、条件を満たせる助成金・補助金があれば、ぜひ活用してみましょう。
キャッシュエンジン型起業で自己資本を増やす
最後にご紹介する方法は、
「自分が始めたい事業の資金を、キャッシュエンジン型起業で稼ぐ」
という方法です。
キャッシュエンジンとは、少ない資本で始められてすぐに売上が立つ仕組みのことです。
その仕組みを利用した起業を、「キャッシュエンジン型起業」や「スモールビジネス」と呼びます。
例えば、学生の時にアメリカに留学していて、英語を教えるスキルがあるとします。
そのスキルを利用して、英語をカフェで教える事業を始めます。
具体的なサービスの内容は、
「1時間2,000円で、基本的な英文法から実践的な英会話をお客さんのスキルに合わせて教える」
と決めました。
サービスを決めたら、友人・知人にサービスを始めたことを伝えてみます。
伝えた知人の中から、実際にサービスを受けてみたいという人が２人出てきました。
その知人に週1回2時間英語を教えたら、１ヶ月継続してくれました。
その結果、サービスを始めた月に32,000円売上が発生。
英語をカフェで教えるためにかかる費用は、カフェのコーヒー代しかかかっていません。
このように、お金をかけないですぐに売上が発生する起業の仕方もあります。
キャッシュエンジン型起業で、副業を始めるためのお金を貯めるという方法はかなりお勧めです。
キャッシュエンジン型起業で成功すれば、借金することなく、自分が本当にやりたい副業を始められます。
また、会社以外の収入源ができるため、「会社を辞めて自分が本当にやりたい副業に集中する」といった選択肢も選べます。
もしくは、自分が始めようと思っている副業にキャッシュエンジンを取り入れて、費用をかけない方法で小さく始めることも可能です。
キャッシュエンジン型起業については、こちらの記事でより詳しくご説明しているので、こちらも合わせてご覧ください。
キャッシュエンジン型起業をサポートしてくれる起業スクール「CashEngine」
今回の記事で最も知っていただきたいことが「キャッシュエンジン型起業」という選択肢です。
まとまった資金が必要な副業を始める方は、
- キャッシュエンジン型起業で自己資本を増やす
- キャッシュエンジンを取り入れて、資金をかけずに副業を始める
のどちらかがお勧めです。
もし、自己資本だけで副業を始められない場合は、個人で借金を抱える必要があります。
ただ、個人で借金を抱えることはかなりプレッシャーになるはずです。
そのため、まずは借金を抱えずに資金を集めてみましょう。
また、キャッシュエンジン型起業に興味がある方は、現役起業家に相談してみるというのも良いでしょう。
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