起業を目指す人が、絶対に知っておくべき重要ポイント

今回は起業を目指す方に知ってほしいコトを、下記の5つに絞ってご紹介します。

  • 起業に必要な知識・スキル
  • 成功するために必要なマインドセット
  • トラブルを減らすために重要な3つの対策
  • 2種類ある起業方法
  • 起業を目指す人にオススメの3ステップ

起業するためにこれから勉強しよう・準備しようと考えている方は、まずこの5つを先におさえておきましょう。

起業に必要な知識・スキル

起業には様々な知識やスキルが必要になります。
ただ、起業する前に必要な知識・スキルを身につけようと思ったら、いつまで経っても起業できません。
そのため、基本的には知識・スキルは起業しながら、勉強していくことをオススメします。
とはいえ、この3つだけは起業前に勉強し、身につけておきましょう。

  • お金を管理するスキル
  • マーケティングスキル
  • ITスキル

お金を管理するスキル

起業当初は自分自身でお金を管理する必要があります。
目標を達成するために、どのタイミングでいくら使うか、どのタイミングでいくら入ってくるか、を管理できないと起業しても事業は長続きしません。
お金を管理するスキルといっても、細かい会計のルールを覚える必要はありません。
決算書の損益計算書(P/Lシート)と貸借対照表(B/Sシート)を読めるようになれば大丈夫です。
この2つを読めるようになると、自分の会社・事業の経営状況・財政状況がわかるため、明確な数字を元に状況判断・事業の方向性を決断できるようになります。

マーケティングスキル

マーケティングスキルを一言でお伝えすると、サービスや商品を売る仕組みを作るためのスキルです。
※マーケティングの定義は諸説あります。
お金の管理と同じく、マーケティングも起業当初は自分で行う必要があります。
マーケティングに成功しないと事業は大きくならないため、とても重要なスキルです。
マーケティングには様々な手法がありますが、どのマーケティング手法でも本質はこの5つのステップを踏んでPDCAを回すことにあります。

  • お客さんになってほしい人のニーズを探る市場調査と情報収集
  • 集めた情報の分析
  • サービス・商品を売るための戦略・戦術立案
  • 戦術の実行
  • 戦略・戦術を実行した後の成果分析と改善

起業するのであれば、マーケティングを学びながら、常に周りの人がどんなことに困っているか、どんなニーズがあるかを観察して、マーケティングスキルを磨いていきましょう。

ITスキル

ITスキルも起業家に必要なスキルです。
といっても、専門家ほどのスキルがなくても問題ありません。
普段から出来るだけパソコンやスマホに触れて、最新の技術や今どんなITサービスがあるのかを把握しておく程度で大丈夫です。
どんなITサービスがあるかを把握しておけば、起業に必要なことを効率良くできたり、コストをかけずにできる可能性が高くなります。
また、最新の技術を知っておくと、その技術が一般化された時の世の中の流れやニーズを予想しやすくなります。
このようにある程度のITスキルを持っておくと、効率化・低コスト化できる可能性が高くなり、世の中の流れ・ニーズを把握した上で、事業計画を立てられるようになります。

成功するために必要なマインドセット

起業には知識・スキルだけでなく、成功するためのマインドセットも必要です。
起業に必要なマインドセットは、この3つ。

  • やり抜く覚悟
  • 売ることから逃げない
  • リソース徹底活用で量を積む

やり抜く覚悟

何があっても「起業を成功させる」という覚悟は、起業家に必須です。
その理由は「やり抜く覚悟があれば、非生産的な時間を減らせる」から。
起業に挑戦すると、

  • とにかく仕事が忙しい
  • 思ったようにサービス・商品が売れない
  • 起業仲間と関係が悪くなった

など、良くないこともたくさん起こります。
そんな時にやり抜く覚悟を持っていないと、「やっぱり自分には成功できないかも」という迷い・悩みが生じてしまいます。
しかし、その迷い・悩んでる時間は、生産的ではありません。
迷っても悩んでも何も生まれないため、結局は考えて行動し続けるしかないのです。
「やり抜く覚悟」を持っていれば、迷い・悩みが生じにくくなり、非生産的な時間を減らせます。

売ることから逃げない

起業した当初に考えたサービスは、まだまだ改善する余地があると思います。
しかも、そのサービスを宣伝するためのホームページがなかったり、営業する時に渡す名刺がなかったり、と営業する準備もまだ整っていないはず。
この状態で良くあるのが「今はまだサービスを売る状態ではない」と売ることから逃げてしまうことです。
売るためにホームページを作っていたり、名刺を頑張って作っていると、起業のために頑張っている!と満足しがちですが、客観的に見ればその行動はお客さんに価値提供していません。
いくら頑張ってもお客さんに価値提供しないと、お金は入ってきませんし、お金がないと事業は継続・拡大できません。
未完成のサービスを売る心理的ハードルは高いですが、それを頑張って乗り越え、

  • 未完成でも良いからとにかくサービスを売る
  • サービスを提供したら、少額でも良いからお金をもらう

ことを心がけましょう。

リソース徹底活用で量を積む

このマインドセットには二つ重要なポイントがあります。

1つ目のポイントは、使えるリソースは徹底的に活用すること。
少しドライな言い方になりますが、家族でも友人でも、知人でも活用できるリソースは徹底的に活用しましょう。
もちろん、人間関係だけではなく、自分の時間や無料のITサービスなど、時間・他社サービスも込みです。
目標に達成するために必要と思ったリソースは、徹底的に活用してください。

2つ目のポイントは、量を積むことです。
起業したばかりの時期は、初めてのことばかりで、成功するためにどうしたらいいのか、効率よく進めるためにはどうしたらいいのか、わからないと思います。
その時期に大切なのが、速いスピードでとにかく行動してアウトプットの量をたくさん出すことです。
アウトプットを出せば、当然結果も出ます。
その結果を元に、次の行動をブラッシュアップするのです。
ここまでの内容をまとめると、起業当初は「活用できるリソースを徹底活用して、速いスピードでアウトプットをたくさん出す」というマインドセットを持ちましょう。
起業家に必要なマインドセットが知りたい方は、現役起業家がマインドセットについて解説した、こちらの記事もご覧ください。
起業を成功させるために必要なマインドセットとは

起業後のトラブルを減らすために重要な3つの対策

起業すると予期せぬトラブルはたくさん起こります。
トラブルが起こると、そのトラブルを解決させるために心身ともに疲労します。
そのため、できるだけトラブルが起きないように対策しておきましょう。
トラブルを減らすためには、この3つが重要な対策になります。

  • 創業メンバーを厳選し、しっかり話し合う
  • 契約書を作る
  • できるだけ固定費をかけない

創業メンバーを厳選し、しっかり話し合う

起業当初は様々なトラブルが発生し、初めて起こることへ次々と対応していく必要があります。
そのため、創業メンバーにかかる負担は相当なものです。
その負担や大変な状況を一緒に乗り越えていくのが、創業メンバー。
この創業メンバーを選び間違えると、途中で分裂したり事業が立ち行かなくなります。
創業メンバーを選ぶ時は、以下の4点をしっかり確認しましょう。

  • 創業メンバーとどこで出会ったのか?
  • 創業メンバーと目標にしているものは何か?
  • 創業メンバーは何ものか?
  • 創業メンバーのスキルセットは?

その上で、創業メンバーと話し合い、この8ステップを踏みましょう。

  • どの事業で進めていくのか。
  • どの役割で進めていくのか。
  • 最初の資金は、双方いくらにするのか。
  • 株式分配は、どうするか。
  • 守るべきこと、ルールの大枠
  • 理念、ビジョン、行動指針、計画の策定
  • 何があっても一緒に行う強い意志表示
  •  契約書への落とし込み

「友人だから契約書へ落とし込まなくても良いだろう」と思うのは、大間違いです。
友人と一緒に起業しても、途中で裏切られたり、分裂する話は良くあります。
万が一のことを考えて、役割や資金・株式分配をしっかり契約書に落とし込んでおきましょう。
創業メンバーの選び方は、現役起業家がこの記事でより詳しく解説しているので、こちらも合わせてご覧ください。
起業時の創業メンバーの大切さ

契約書を作る

1つ目の対策でも、少し触れましたが「契約書」はトラブルを防ぐ「盾」になると言っても過言ではありません。
新しく仕事をするタイミングでは、必ず契約書を作るようにしましょう。
相互の意見が食い違った時に契約書があれば、その契約書を基準に物事を決められます。
また、仕事を受ける段階で、依頼内容・納品内容を明確に決めて、契約書に記載しておけば、仕事を受けた後に無茶な要求をされることもありません。

できるだけ固定費をかけない

起業当初はできるだけ固定費をおさえましょう。
自分自身でもケチだと思うぐらい、固定費をおさえておくことをオススメします。
なぜなら、起業した後は思いもよらない出費がたくさんあるからです。。
収入と資金に対して固定費が多いと、思いもよらぬ出費が必要になった時に対応できなくなります。
そのため、起業した当初は徹底的に固定費をおさえましょう。

スタートアップ かキャッシュエンジン型起業か

様々な起業方法はありますが、大別すると

  • スタートアップ
  • キャッシュエンジン型起業(スモールビジネス)

の2種類です。

スタートアップとは

スタートアップは、みなさんが思い描く起業に近い起業方法です。
物語風にスタートアップ を解説すると、以下の通りです。

世の中を変えるアイデアを元に事業計画書を作り、資本家から資金を集めます。
そして、その資金を元手にアイデアを実現したサービス・商品を開発。
サービス・商品を売るために、広告費をたくさんかけて、世の中に大体的に宣言します。
そして、満を辞してサービス・商品をリリース。
そのサービス・商品のリリースが、世の中を変えるほど大きなインパクトを与えました。

と、このような起業方法です。

ハイリスクですが、成功すれば莫大な利益を得られ、世の中にもイノベーションを起こせる起業方法が、スタートアップです。
スタートアップについてもっと知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

キャッシュエンジン型起業(スモールビジネス)とは

スタートアップと比べると、キャッシュエンジン型起業は知名度が低いため、どんな起業方法かイメージがつかない方が多いと思います。
キャッシュエンジン型起業は、別名スモールビジネスとも呼ばれます。
キャッシュエンジン型起業のメリットを先にお伝えすると、この2つです。

  • 少ない資金は始められる
  • 売上がすぐに発生する

少し胡散臭く聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。
自分が持っている資金・スキルで出来る範囲で小さく起業するため、少ない資金で始められる。

そして、サービス内容がある程度決まった段階で一旦リリースし、リリースの反応・経験を元にサービスを継続的に改善するため、売上が早い段階で発生するだけです。
キャッシュエンジン型起業について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

起業を目指す人にオススメの3ステップ

起業を目指している人にオススメしたいのは、このステップを踏んでスタートアップ を目指すこと。

  • キャッシュエンジン型起業で起業する
  • キャッシュエンジン型起業で立ち上げた事業を軌道に載せる
  • その事業で得た資本を元にスタートアップする

先ほどお伝えした通り、スタートアップはハイリスクハイリターンです。
また、多くの資金を集め、サービス・商品を開発するために組織を作り、マネジメントする必要があります。
そのため、成功させるハードルはとても高いです。
そこでオススメしたいのが、キャッシュエンジン型起業でスタートアップに必要な資本を作ること。
キャッシュエンジン型起業なら、サラリーマンをしながら起業し、立ち上げた事業の収入が増えてきたら独立、といったようにリスクヘッジしながら起業できます。
また、キャッシュエンジン型起業で立ち上げた事業が軌道に載せれば、

  • 安定してキャッシュを作る事業
  • 起業の経験
  • 起業に必要なスキル
  • キャッシュを作る事業の人材

と言った資本が手に入ります。
この資本を元にスタートアップに挑戦することで、成功する可能性を飛躍的に上げられます。

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