こんにちは!
現役起業家のYuzuruです!前回は、「すぐに売上が発生するビジネスの仕組み キャッシュエンジン」の記事で、キャッシュエンジンという言葉の意味について解説しました。
今回はビジネスの仕組みの1つである「キャッシュエンジン型起業」のメリットを解説します!
キャッシュエンジン型起業は、ハードルもリスクも低く、小さく始められるので、起業に興味がある方けど1歩が踏み出せない方にぴったりの起業方法です!
目次
実はスタートアップよりも優れた起業方法がある?
みなさんが思い描く起業のイメージは、こんな感じではないでしょうか?
- 資本家からたくさんの資金を集め
- その資金を元にサービスや商品を開発し
- 大体的にリリース!
- 大きな売上が発生!
- 世の中に大きな変化を起きる!
このように大きな売上や世の中に大きな変化をもたらす会社は「スタートアップ」と呼ばれます。
ただ、実は「スタートアップ」とは起業の1つの型に過ぎないんです。
起業には「スタートアップ」以外にも様々な型がありますが、大きく分類すると、この2種類の方があります。
- スタートアップ
- キャッシュエンジン(スモールビジネス)
「スタートアップ」という言葉は聞いたことがある方でも、「キャッシュエンジン」という言葉は聞いたことがない方が多いのではないでしょうか。
でも「キャッシュエンジン型」の起業には、「スタートアップ型」の起業にはない、優れた面があるんです。
大きな変化と価値をもたらす「スタートアップ型の起業」
スタートアップとは、みなさんがイメージする起業のように
・投資家などに事業計画を話してお金を集めて
・そのお金で破壊的なイノベーションを起こす可能性のあるサービスを作り
・一気に世の中に価値を届ける
という型です。
大きな売上と価値を生み出せる型ですが、
・サービス提供するために、多くの資金が必要
・売上が発生するまでの期間が長い
とハードルもリスクも高いことがデメリット。
「スタートアップ型起業」は気軽に始められる気がしませんよね。
※スタートアップ型起業については、別記事:現役起業家が解説する「スタートアップ」とはで紹介しています。
少ない資金で始められて売上発生が早い「キャッシュエンジン型の起業」
「スタートアップ型起業」に比べると、「キャッシュエンジン型起業」はあまり有名ではありませんよね。
それは大きな売上と価値をもたらすことが難しい起業の型だからだと思います。
ただ、キャッシュエンジン型起業には、「少ない資金で始められて、すぐに売上が発生する」という大きなメリットがあります。
・大それたイノベーションのアイディアなどない
・自分の強みがわからない
・起業には興味があるけど、具体的には何からスタートすればいいのかわからない
という方は、世の中にはたくさんいらっしゃいます。
起業に対するハードルが下がって来ている現代では、そういうタイプの方の方が多いのではないでしょうか?
僕は起業スクールを経営しているのですが、相談しにきてくれる方のほとんどが、このような迷いや悩みを持っています。
そんな方にお勧めしたいのが、この「キャッシュエンジン型起業」です。
キャッシュエンジン型起業の5つのメリット
ここからはもっと詳しく、キャッシュエンジン型起業について解説していきますね。
キャッシュエンジン型起業のメリットは、この5つです!
- 小資本でスタートできる
- すぐに売上が立つ
- モチベーションが維持できる
- 改善ポイントがすぐに見つかる
- 大きな方向転換が必要なく無駄が少ない
メリット1)小資本でスタートできる
「起業をする」というと、
・大きな金額が必要だ
・失敗したら多額の借金を背負うことになる
というイメージを持っている人が多いと思います。
しかし、キャッシュエンジン型起業なら、自己資金だけでスタートできます。
キャッシュエンジン型起業は、いきなり大きく事業をスタートするのではなく、小さく始めて少しずつ育ててていくイメージです。
そのため、会社員として働きながら、休みの日の時間を使って起業をする人が多くいます。
例えば、僕はスペイン語をビジネスレベルで話せます。
そのスキルを活かして、「スペイン語教室」を始めるとします。
「スペイン語教室、始めました!」という前の準備段階ですることといえば、
・教室名
・コンセプト作成
・カリキュラム作成
・授業で使うパワーポイントなどのスライド作成
となります。
すでにPCを持っていれば、特に購入が必要なものはありませんね。
上記ができたら準備完了、友人たちへのDMやSNSなどで、大々的に告知をしていきます。
ほとんどのSNSは無料で使えるため、ここにもお金はかかりません。
友人100人にDMを送ってみたら、お客さんになってくれる人が2名見つかりました。
この2名にスペイン語を教えるわけですが、まだ事業をスタートしたばかりの僕は、当然事務所などは借りていません。
そこで、1時間500円で借りられる貸会議室を借りることにしました。
ここでかかるコストは、2時間で1,000円。
しばらくは事務所を借りず、貸会議室での運用を考えています。
以上、事業構想~サービス提供まで、金額的なコストは1,000円でいけました。
サービス提供によって売上が立っているので、自分の人件費を考えなければすでに利益が発生しています。
このようにキャッシュエンジン型起業は、小資本でスタートできるため、自分のペースで無理なく続けられます。
「お客様が2名のうちはいいかもしれないけど、これが50名に増えた困るのでは?」と心配される方がおりますが、そこは心配ご無用。
それだけ順調に事業が伸びているのであれば、当然売上も伸びています。
売上が伸びた・安定したタイミングで、より規模の大きな貸し会議室を借りたり、事務所を借りればいいのです。
「スタート段階の事業が小さいうちはコストも小さく」できるのが、キャッシュエンジンの1番のメリットですね。
メリット2)すぐに売上が立つ
キャッシュエンジン型起業2つの目メリットは、小さい金額でもすぐに売上を立られることです。
起業したばかりの新米経営者にとって、辛いことってなんでしょうか?
答えはこの2つです。
- 売上が上がらない
- 固定費が出ていく
起業の初心者にとって「最初の売上が立つのは半年後だから、半年間は収入ゼロ」という状況は、非常に心臓に悪いもの。
その点、キャッシュエンジン型起業は、小さな売上ではあるものの、起業直後から売上が発生するため、経営も安定しやすいです。
また、今まで会社から給料をもらう以外の方法で、収入を得たことがない人にとって、最初の売上発生がマインドブロックを破壊する一撃になります。
僕が経営している起業スクール「CashEngine」の受講生で、自分のサービスに対する自信が持てず、3週間ほどモヤモヤを抱えている方がいました。
講師チームと話し合い、「まずは価格を500円にして売ってみよう!」と決めて、その場で友人・知人の10名にLINEで
「●●というサービスを作ったんだけど、使ってみない?今ならスタートキャンペーンで500円で受けられるよ。」
と送ってみました。
するとそこからサービスを受けたい、という人が現れ、1週間もしないうちに最初の売上が立ちました。
初回の売上が立てば、あとは同じことを繰り返せば、売上を上げられます。
このように成功体験を積み重ねることで、事業を継続していく自信が得られます。
この「自分が作ったサービスの対価としてキャッシュを得る」という体験から得られるのは、単にキャッシュだけでなく、事業を継続するモチベーションの維持にもつながります。
メリット3)モチベーションが維持できる
起業が失敗する理由の1つに、「成功するまで続けられない」ことが上げられます。
では、どんなときに人は続けるのをやめてしまうのでしょうか?
人がやめてしまう理由は、この2つです。
- 知識不足
- モチベーション不足
知識不足とは、「起業をしたいけど、何から始めたらいいかわからない」状態です。
ただ、現代では検索エンジンやSNSなどで、必要な情報はすぐに調べられるため、知識不足はすぐに解消できます。
そのため、多くの人が起業を途中で挫折してしまう理由は、「モチベーションがを維持できない」こと。
これに尽きます。
では、どうすればモチベーションを高く維持できるのでしょうか?
モチベーションを維持する方法は人それぞれですが、僕が最も有効だと思う方法は「顧客にサービスを提供する」ということ。
例えば、僕がスペイン語教室を開業しているとします。
・お客様0名で授業の予約がないヒマな状態
・お客様5名がいて教室を開いている状態
僕はどちらの状態の時が、より生き生きしているでしょうか?
・・・想像すればわかると思います。
お客様がいて、サービスを提供し、その対価をもらっている。
起業家としては、この状態がモチベーションを高く保つことができます。
最初のサービス提供まで半年間がかかってしまうような状態だと、顧客とのコミュニケーションがないため、モチベーション不足に陥る可能性が高くなります。
現に、僕が経営している起業スクールの受講生たちも、最初の売上が立つと、途端に生き生きし始めます(笑)
メリット4)改善ポイントがすぐに見つかる
自分の姿が自分では見えないように、自分のサービスも改善点を見つけるのは難しいもの。
なんせ、自分で「これはいいサービスだ!」と思いながら作ってるので、当然ですね。
そこで僕は
「どんなブサイクでもプロトタイプでもいいので、最小単位のサービスを提供して、そのフィードバックをもらいましょう!」
と言っています。
この時にサービス提供する相手は「忌憚のない意見をくれる友人」が理想です。
距離が近い友人だと、サービス提供自体が馴れ合いになってしまうため、質の高いフィードバックをもらうのが難しくなります。
一度サービス提供をしてみると、改善点がたくさん出てきます。
- 会場はここだと狭すぎる
- 当日お客様とスムーズに会えない
- サービスの強みを、うまく言葉にして伝えられない
・・・などなど、PCに向かってスライドを作っていた時には、思いもしないようなサービスの欠陥が見つかるんですね。
実際に提供して自分で気づくことももちろんありますが、声を傾けてほしいのは顧客の声。
どんなに小さくても、気になったところやストレスを感じたところを全て教えてもらい、次の顧客からは同じ思いをしなくていいようにしていきます。
「アウトプットに対するフィードバックほど、良質なインプットはない」という言葉を聞いたことがありますが、おっしゃる通り。
一度目でうまくいかなくても、少しずつでもサービスを改善しながら提供を続けると、必ず顧客の求めているものに近づくことができます。
これを積み重ねて行くと、10回サービスを提供するとPDCAが10回周ります。
その結果、初回と同じサービスとは思えないような変貌を遂げていることも、しばしばあります。
メリット5)大きな方向転換が必要なく無駄が少ない
キャッシュエンジン型起業は、小さくスタートして小さくPDCAを回すモデルです。
そのため、「急遽、大きな方向転換が必要!」という状態を避けられます。
お金もエネルギーも時間も、有限な貴重なリソース。大切に有効活用したいですね。
サービス開発をスタートして半年が経ち、ようやくリリース・・・・!となったタイミングで、
- 実は現状の法律では、提供できないサービスを開発していた
- 開発をスタートした時はOKだったが、法改正によって提供不可になってしまった
- 法的には問題ないものの、そもそも需要が全くないサービスだった
など、サービスリリースのタイミングで、大きな問題が発生することはあります。
このような事態を避けられることも、キャッシュエンジン型起業の大きなメリットです。
小さく起業できる「キャッシュエンジン型起業」
今回の記事では、キャッシュエンジン起業の5つのメリットをお伝えしました。
現状の会社を辞めなくても、大きな金額を投資しなくても、自己資本と自分の時間でスタートできる起業スタイルがキャッシュエンジンです。
起業に興味がある方は、キャッシュエンジン型起業を試してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いている現役起業家の僕が経営している起業スクールは、キャッシュエンジン型起業を教えるスクールです。
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