新時代のキャリア!「複業から起業」という選択肢
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こんにちは!起業家Yuzuruです!ここんところ、「起業」や「複業」「副業」などのキーワードを、いろんなところで聞くようになりました。

僕はGoogle アラートって機能を使って、世の中のメディアで、上記のキーワードに関する記事が出ると、そのリンクが毎朝送られてくるように設定しているんですね。(これ、情報収集にめちゃくちゃ便利な技なのでおすすめ!しかも無料で使えます!)

そんなGoogleアラートから毎朝送られてくる記事の数々・・・。どこもかしこも起業家育成や起業支援をしたがっているんだなって感じます。

また、一つの会社だけではなく複数のキャリアを持つ複業(パラレルキャリア)も、注目が集まっている感じがしますね。 複業について、西村 創一朗さんが「複業の教科書」というタイトルで、非常にわかりやすい内容で本を書かれているので、そちらがおすすめです!

本日は、なぜ複業から起業なのか?を、東京の起業スクールを経営する僕の視点で書いていきます。起業への注目が集まっている社会的な背景として色々な切り口がありますが、まずは大きく、ネガティブな側面とポジティブな側面から話していこうと思います!

複業からの起業のススメ:ネガティブ編

1. 終身雇用の終焉

2019年5月、トヨタの豊田章男社長から、「終身雇用を守るなんて、今の世の中さすがに難しいよね」って発言が出たのは記憶に新しいですね。誰もが認める日本最優良企業のひとつ・世界のトヨタでさえも、終身雇用が守れない。これはつまり、日本の全ての企業について同じことが言える、と考えた方が無難です。

渋谷を中心とするベンチャー界隈(西海岸)では、「何をいまさら」って感じだと思いますが、霞ヶ関~丸の内側(東海岸)では、なかなかの衝撃だったようで、メディア上で話題になっていましたね。

具体的にイメージしてみると、大学の新卒23歳で大企業にはいり、25年間その会社で勤めて48歳になった時に、転職を余儀なくされるって状況、あまり想像したくないですね。

そのタイミングでの初めての転職ってなったら、めちゃくちゃ怖そう。僕は日本の大企業を28歳の時に転職しましたが、それも怖かった。これが48歳だったら・・・と思うと、多分ビビリにビビって動けなかったと思います。

2. テクノロジー発展による仕事の代替

AI、5G、IoT、ブロックチェーン・・・などなど、色々な技術発展がこれからも起きていくことは間違いなし。

これは別に今に始まったことではなく、今までの人類の歴史でも自然に起きてきたことなんですよね。

携帯電話の普及で公衆電話を製造・設置する仕事が激減したりとか、自動車の普及によって馬車を引く仕事がなくなったりとか・・・。

ただ、ここから先は、労働人口の減少っていうインセンティブが働いて、皆必死になって、「今人がやっている仕事を、どうやったら機械にやってもらえるようになるのか?」を考えはじめる。

会社に入ってからずっと自分が任されていた仕事が、機械にとって代わられる、なんてことが起きてもおかしくない、というよりかは、それは当然のこととして起き続けるわけですね。

※「仕事が奪われる」というよりかは、今までやっていた仕事が消え他のスキルが必要な仕事が生まれる、といったものです。

3. 人生100年時代の到来

人生100年時代ということばも最近よく耳にするようになってきましたね。「長生きリスク」とセットで出てきますが、キャリアの設計も100年を見越して考えていく必要があります。

一つの会社で勤め続けて65歳で定年。100歳までは残りが35年。35年て、人生もう一度やり直せるくらいの時間ですね。

ただ、所属する企業の仕事以外のキャリア開発を全く行わず、65歳から「さて!いまから起業するぞ!」というのはなかなかハードルが高いもの。

若いうちから準備を進めておきたいものです。

ずいぶんとネガティブな話をしてしまいましたが、何が言いたいかというと

一つの会社の中におけるスキルばかり磨き続けるのは危険。市場で使えるポータブルなスキルや、会社に依存しない収入源を手に入れることにもエネルギーも注ぐべき

という話なんです。

複業からの起業のススメ:ポジティブ編

ネガティブな話ばかり書いてしまいましたが、実はポジティブな話もたくさんあるんです。先に結論をいうと、
・「会社の外で自分で動きたい!」
・「起業したい!」
・「何か新しいことをやりたい!」
と思った時に、非常にそれをやりやすい世の中になっているんですよね。
それはなぜなのか?3つのポイントで説明していきます。

1. 2018年から副業解禁の動きが加速

concept of freedom

2018年、厚生労働省の「モデル就業規則」(企業が就業規則を定める際の参考とする規則)が変更となりました。

今までは、「副業は原則禁止」だったのが、「副業・兼業、やってもいいよ!」っていう記載が入ったんですね。政府ととして、大きく方向転換したわけです。

これは裏を返すと、「会社の給与だけで、年収を上げ続けるのはできないから、自分の身は自分で守ってね」っていうメッセージとも解釈できますね。

大企業(ロート製薬・富士通・エイチ・アイ・エスなどなど・・・)でも副業を解禁する流れが出ており、この流れは一層加速すると思われます。

そのため、今まで「自分でビジネスをやっていたいけど、会社の規則があって・・・」となかなか動けなかった人には、大変な朗報です。

2. SNSによる「個の時代」の到来

The symbol of a leader in the form of a red man with his hands up in a crowd of white men. 3d render

いまや、FacebookやLINE、インスタグラムやTwitterなどのSNSは、ビジネスとは切っても切れない縁となりました。

SNSのフォロワー数が多い人が「インフルエンサー」と呼ばれ、PRの仕事などが舞い込んでくるようになっています。

一方、企業の公式アカウントは、個人よりもフォロワーを集めるのに苦労するようです。一部、上手に運用をしてフォロワーを獲得している企業もありますが、総じて、公式アカウントより個人アカウントの方に人は集まりやすいようです。これは、ユーザーの視点で考えると納得感があります。たとえば、アメリカ政府の公式アカウントとトランプ大統領個人のアカウント、どちらの方がフォローしたいと思う人が多いでしょうか?大半の人は、個人アカウントと答えます。

なぜか?ひとことで言うと、「個人の発信の方が、早くて面白いから」です。
SNSは、個人が大企業と対等に渡り合えるツールということができます。

3. 技術の進歩によるバックオフィス省力化

Health care technology concept. Asian girl using a smart phone.

ひと昔前、インターネットが一般的でない時代を想像してみてくださいな。仮にぼくが「よし!英会話教室をやろう!」と思い立ったらどうするか?
どうやって認知してもらえるかを考えた末、

・駅前でビラ配り
・友人に電話する
・出会う人たちに宣伝する

・・・などなど、極めてアナログで時間のかかる方法で集客をしていくことになることでしょう。

これが現代ならSNSの他にも、
・Peatixでイベント案内
・ココナラで「英語教えます!」とスキル登録
・Bosyuで「英語講師やります!」と告知
・・・と、すぐに使えるツールがたくさんあるわけですね。

集客〜決済〜お客様とのコミュニケーションまで、ほぼ全てなにかしらのITツールを使って省力化することができます。

以前だったら、膨大な労力をかけられる人にしかできなかった起業が、だれでもできるくらいまでハードルが下がっているんです。

起業アイディアがない場合はどうすべき?

ほかにも、細かく起業が後押しされている要因を挙げることはできますが、行政をはじめ、社会的な風潮として、今後もっと会社員の個人化は進んで行くでしょう。週3-4日は会社員、1-2日は個人事業、なんていう複業をする人が、当然の世の中になっていくんだろうなと感じます。現に、僕の周りでは、すでにそういう働き方をする人がちらほらと出始めています。

「自分で何かしたいけど、具体的に何をしたらいいの?」っていう方は、
以下の記事もぜひ参考にしてみてください!

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