こんにちは!現役起業家のタクミです。
2020年まで僕は普通のサラリーマンでしたが、今は脱サラして複数の事業を展開しています。
それぞれの事業を少しずつ大きくしていき、今では合計で月商100万円を達成しています。本日は起業家の視点から、
- 起業家ってそもそも定義は?
- どんな仕事をしているの?
- 企業家、事業家、実業家、経営者との違いは?
- 有名な起業家といえば?
- どうやったら起業家になれるの?
などの疑問にお答えしていきます。
目次
起業家とは?定義を解説!
最近SNSでも起業家という言葉をよく聞きませんか?
起業家とは、その名の通り起業をしている人のことを指します。
と言っても、なかなか具体的なイメージがわかないと思いますので、ひとつひとつ丁寧に解説していきます。
起業家の定義
まず起業の定義です。
広辞苑辞書によると、
起業とは、「新しく事業を始めること」
と記載されています。
よく誤解されるのですが、起業=会社を設立するという意味合いではありません。
事業を立ち上げることが起業です。
つまり、起業の定義は
「事業を立ち上げている人=起業家」
となります。
参考記事:
起業とは?創業、開業、独立、経営とは何が違うの?言葉の違いと方法を解説!
起業家の特徴、精神性
では起業家にはどんな特徴があるのでしょうか。
事業の立ち上げは、とてもエネルギーが必要な作業です。
ゼロからビジネスを創り上げるため、クリエイティビティ、想像力、胆力、行動力、瞬発力が問われます。
起業家によって特徴は分散されますが、芯の部分は変わりません。
共通する特徴としては
- 物事をシンプルに見る事ができる
- 価値を提供するのが上手
- 挑戦する心がある
- 継続できる
などがあります。
他にも
- 数字に強い
- ロジックに強い
- 情熱を持っている分野がある
- 世の中を変えたい・良くしたいと強く思っている
なども傾向として見られます。
なお、起業家のマインドセットについては、以下の記事でより詳しく紹介しています。
また、近年起業家といえば、ITのスタートアップ(アプリ開発、Webサイト構築、SaaS提供など)が多く取り上げていますが、起業はこれだけを指すものではありません。
実際、ITだけにとどまらず、非IT分野(例:語学、農業、コンサルティング)における起業をする個人も増えています。
起業家の仕事
次に、起業家の仕事の中身をみていきます。
今までの説明で、起業家の定義や特徴について、大枠を掴むことができたと思います。
一方で、具体的な仕事については、イメージが湧いていない方が多いのではないでしょうか。
結論をお伝えをすると、起業家の仕事内容は、以下の3つです。
- 価値を生むフィールドを見つけること
- そのフィールドで価値を提供すること
- 価値を提供し続ける仕組みをつくること
これだけだと、まだ具体的なアクションを想像するのは難しいですね。
以下で、より細分化していきます。
価値を生むフィールドを見つけること
前提として、ビジネスとは価値の交換で成り立ちます。
そのため事業を立ち上げるのなら、まずは
【どのような分野で、どんな人に価値を提供するのか?】
を考える必要があります。
起業アイディアについては、以下の記事でまとめられています。
そのフィールドで価値を提供すること
事業を作ったのなら、結果を出し続ける必要があります。
起業家は世の中に価値を提供するために、新規顧客を見つけ(営業)、価値(サービスやプロダクト)を提供をする必要があります。
具体的なアクションとしては、
- 顧客を見つけるためにイベントを開催する
- 無料相談から顧客の課題を発見する
- 悩んでいる人の悩みを自分のサービスで解決する
などですね。
価値を提供し続ける仕組みをつくること
また、事業を仕組みとして回るようにするためには、以下のような業務も発生します。
- 税務関連手続き
- 各種支払、入金確認
- 集客チャンネルを作る
- 助成金、補助金などの公共サービス活用
もしあなたの周りで、このような業務を喜んで請け負ってくれる人がいれば、問題ありません。
もし周りにいなかったとしても、お金を払って誰かにやってもらう、という選択肢もあります。
しかし、通常起業の初期段階では売上も少なく、外注する余裕がないことがほとんどです。
結果として、自分で時間を捻出し、これらの業務も行う人がほとんどです。
ただし、これらの業務はある程度の知識が見についていたほうが、外注もしやすくなります。
まずは将来への投資だと思い、自分でやってみるのがオススメです。
起業家と企業家、事業家、実業家、経営者の違いは?
続いて、起業家と並列して使われる
- 企業家
- 事業家
- 実業家
- 経営者
にはどういった意味があるのでしょうか。
それぞれの意味や特徴などを見ていきます。
企業家とは?
企業家とは英訳すれば「Entrepreneur」となり起業家と同じです。
しかし、一般的な意味では、
企業経営に取り組んでいる人=企業家
という意味合いで使われます。
またアメリカの経営学者であるJ.シュンペーター氏は、
「企業をどう展開していくかを見据えてよりアクティブに経営を進めていく精神を保有するもの」
と定義しています。
概念として、「経営者」と同義と考えて問題ありません。
事業家とは?
こちらも英訳すると、「entrepreneur」になりますが、起業家とは少しニュアンスが変わってきます。
事業家とは「事業を行う人」という意味です。
つまり、起業や事業承継をして、事業を継続していれば、その人は事業家であるということができます。
ただ人によっては「事業を進める能力値が高い人」という意味合いで使ったりもします。日本ではマイナーな単語なので、あまりに使われることがない印象です。
実業家とは?
実業家の英訳は「Businessman」です。
日本語での実業家は、生産や流通、物販などの事業をする人を指す言葉となっています。
一方近年では、このような縛りにとらわれず、ITを含めたその他の分野でビジネスをする人も、実業家と呼ばれます。
実際、ITビジネス界で有名な堀江貴文さんをwikipediaで調べると、「日本の実業家」と記載されています。
また同時に、「労働を伴わない事業で生計を立てている人」という意味合いで使われたりもします。
他にも
- 複数の事業を成功へ導いた人
- 新たな事業で結果を出し続けている人
という意味で使われることもあります。
経営者とは?
経営者とは、文字通り事業の経営をする人の事を言います。
では、経営とはどう定義されるのでしょうか?
経営とは、シンプルに言うと
「事業の目的を達成するために、計画を立て資源を使い、実行に移すこと」
となります。
事業は必ず存在目的があり、また資源は有限なので、それを効率的に使って目的を達成していくことが経営者の役割なのですね。
また、一般的には経営者というと、会社の代表として、組織を束ねる立ち場の人が思い浮かびます。
- 代表取締役
- 社長
などがその例ですね。
一方広い意味での経営者とは、自分の責任で事業を行っている人のことです。
そのため、フリーランスのライターやカメラマン、アーティストや研究者も経営者であるということもできます。
現代を代表する日本の起業家を紹介!
ではここからは日本を代表する3名の起業家をご紹介します。
この方々なくして、今の日本は存在しないといっても過言ではないでしょう。
それぞれ、一代で事業を立ち上げ大きくし、今もなおその企業は世の中に価値を生み出し続けています。
稲盛 和夫 氏
著書多数、日本航空の業績を回復させたことでも知られる、名経営者です。
1959年に現在の京セラに当たる、京都セラミックを創業、
1969年大阪証券取引所に上場します。
その後の活躍は、とどまることを知りません。
- ジャパンソーラー・エナジーの創業
- 日日本セラミックス協会会長へ就任
- ケイディディ・日本移動通信と合併し、現在のKDDIへ
などの偉業を成し遂げています。
「アメーバ経営」とう言葉の生みの親でもあります。
寄付や慈善活動に対しても積極的で、若者の教育の為に、2013年に京都府へ20億円を寄付をしています。
本田 宗一郎 氏
自動車・ロボット・航空機で有名な、HONDAを作り上げた第一人者です。
1948年に本田技研工業株式会社を創業し、その後数々の偉業を達成しています。
当時の資本金は、わずか100万円。
2021年現在の資本金は、860億円ですから、70年程度で実に8,600倍になっています。
人材育成、日本の技術発展、日本経済の飛躍に大きく貢献しました。
なお、叙勲等として、
- 勲一等端宝章
- 正三位勲一等旭日大綬章
- アメリカ合衆国の自動車殿堂入り
があります。これだけでも、日本を代表する起業家・経営者であることがよくわかります。
前澤 友作 氏
今や「Twitter 日本1位と人」として認識している人も多いのではないでしょうか。大きな影響力を持ち、周囲を驚かせるような行動の連続の、注目すべき起業家です。
1993年、輸入レコードやCDの物販を開始し、その5年後に、有限会社スタートトゥデイを設立・同時にメジャーデビューを果たします。
2007年、その会社は東京証券取引所マザーズに上場、5年後に東証一部に上場変更します。
2019年には、Yahoo!に事業を売却、自らは社長から退任し、現在はまた別の分野で実業家として活動をしています。
ZOZO TOWNの創業者、メジャーデビューもしたことがあるミュージシャン、
アートのコレクターとしても知られ、ニューヨークのオークションで62億円のアート作品を落札したことでも話題となりました。
最後に
ここまで、起業家の定義や特徴、日本を代表する起業家たちを見ていきました。
日本を代表する起業家は、他にもたくさんいらっしゃいます。ビジネスとは価値の創出と提供なので、今の日本を創り上げたのは起業家の存在無くしてあり得ません。
彼らの功績が今の日本を支え続けているのです。
もし、「自分もそんな起業家を目指したい」と思ったら、まずは現役の起業家に相談してみるのがオススメです。
起業スクールCash Engineでは、現役の起業家が無料の起業相談に乗っています。
興味を持った方、まずは一歩を踏み出しましょう。