こんにちは!
現役起業家のYuzuruです!
今回の記事では、起業をする時にみんながぶち当たる壁「資本金集めの方法」を5つご紹介します。
今回ご紹介する方法は、この5つです。
- 自己資本
- 個人として借り入れ
- 金融機関から事業融資を受ける
- 助成金の活用
- 出資を受ける
資本を集める方法は、やろうと思えばもっと分解できたり、新しい方法を見つけることができます。
ただ、今回の記事では、現時点で一般的な資本を集める方法のみ、ご紹介していきますね。
目次
自己資本を確認・調達
この後ご紹介する4つの方法を取る前に、まずは自己資本を確認・調達するステップを踏むのが一般的です。
自己資本を確認する
最初にやってほしいことは
「自分の金融機関に入っているお金を全て棚卸しする」
ことです!
これ、やってみると意外な発見があるんです。
自己資本を確認する手順は、こちらの6つ。
- いくつの金融機関の口座を持っているか?
- それぞれの口座にいくら入っているか?
- タンス預金などはないか?
- 電子マネー(交通系電子マネー、PaypayやLINEpayなどの電子決済ウォレとや換金性が高い楽天ポイントなど)はどれくらいあるか?
- 株・仮想通貨・外国の紙幣など、日本円にすぐ換金できる資産はどれくらいあるか?
- 通常の預金の他に、財形積立などをやってないか?
この他にも、資本金となりそうなものがないか、徹底的にチェックしましょう。
自分には隠れたお金や財産はないと思っていても、チェックしてみると
「おお!全然使っていなかった郵便局の口座に、5万円入っていた!」
など、嬉しい発見があったりするもの。
電子マネーも種類が多いので、まとめると結構大きな金額になったりします。
上記の手順を踏んだら、
- すぐに引き出すことができる金額はいくらか?
- そのうち、事業のために使うことがいくらか?
を確認し、事業に使える自己資本金を設定しましょう。
自己資本を調達する
ここまでの手順を踏むと、
「現在手元にあるお金のうち、自分が事業に使えるのはどれくらいか」
がわかります。
次は
「自宅の不用品を売って、資金を集める」
ステップです。
自宅・実家をひっくり返してみると、売れそうなもの、意外と見つかります。
古いPC、使っていないゴルフグッズ、限定版のCD、未開封のウイスキー、・・・などなど。
これらをまとめて写真を取り、メルカリで売ってみましょう。
うまくいけば、ある程度まとまった金額を手に入れられます。
この方法、実は現金が手に入るという財務的なメリットの以外にも
「雇われる以外の方法でも、お金を手に入れられる」
というマインドセットが身に付く、小さなステップとなります。
「メルカリで売る」と一言で言っても、
- 商品の写真
- 商品のタイトル
- 商品の説明
を、わかりやすく伝える必要があります。
これは新しい事業作りをする上で、常に必要になる考え方です。
「メルカリで売る」ことは起業の練習になると言っても、過言ではないでしょう。
個人として借り入れ
次にご紹介する資金調達方法は、個人として「借り入れ」する方法です。
具体的には、身の回りの家族・親戚・知人・友人関係をフル活用して、起業に必要な資金を集めていきます。
少しドライな表現かもしれませんが、起業する上で欠かせないのが
「活用できるものは、なんでも徹底活用する!」
というマインドセット。
家族や友人にお金を借りることは、心理的な障壁がとても高いと思います。
ただ、この方法には大きなメリットが2つあります。
- 起業を諦めづらくなる
- ビジネスパートナーが見つかる可能性がある
まず、起業を挫折する最も大きな要因である「起業を諦める」ことを遠ざけられます。
そりゃそうですよね。
熱意を込めてお願いしてお金を借りたのに
「やっぱり、起業しないことにしました」
なんてこと、そう簡単にできません。
人から助けてもらうことで、自分を良い意味で追い込むことができるんです。
また、人間というのは不思議なもので、お金を貸してくれたその人は、さらに助けてくれるようになります。
人間には
「誰かを一度助けると、自分が助けてあげたその人に対して好意をもつ」
という心理があるんです。
お金を貸してくれた知人が、いつか一緒にビジネスをするパートナーになる日がくるかもしれませんね!
キャッシングやカードローンは最終手段!
個人の借り入れというと、クレジットカードのキャッシングやカードローンが真っ先に思いつくかもしれません。
ただ、利息が高くなるため、トータルで支払う金額が大きくなります。
そのため、キャッシングやカードローンは、どうにもならなくなった時の最終手段と考える方がリスクは低いです。
金融機関から事業融資を受ける
次にご紹介する資金調達方法は、金融機関から事業融資を受ける方法です。
事業融資をざっくり説明すると、
「金融機関に事業計画を伝え、その事業計画への信用を元にまとまった金額を借りて、利子をつけて返す」
という資金調達方法。
ここまでの資金調達方法に比べると、少しハードルが高い調達方法です。
事業融資は借り入れなので、返済が前提となります。
ただ、低い金利で長期間借りられることがメリットです。
事業融資の借り入れと返済のイメージをざっくりお伝えすると、
下記の条件で融資を受けた場合の借り入れ・返済イメージ
・借入金:200万円
・利息:年利3%
・返済期間:5年
融資が通ったら、口座に200万円が(最初の手数料を引かれたのち)振り込まれます。
その後は、206万を60ヶ月かけて返済していくイメージです。
(月々返済:3.5万円程度)
事業に融資してくれる金融機関は、銀行だけでなく、信用金庫・政策金融公庫なども融資してくれます。
融資してくれる条件は金融機関によりますが、一般的に大手の銀行よりも、地方銀行や地方の信用金庫の方が融資のハードルは低めです。
助成金の活用
融資は借り入れとなるため、貸してくれた金融機関に、利息をつけて返す必要があります。
しかし、助成金は「返済の必要」がなく、お金を受け取れます。
助成金とは、国や自治体が認めた会社に交付される、原則返金不要のお金のことです。
国や自治体が「日本を繁栄させるために、起業家を増やす」という政策を取った場合、特定の条件を満たした新規事業に助成金が交付されます。
実際に、日本では国を上げて起業を支援する流れがあるため、いたるところで「新規事業創出」や「若手起業家」をサポートするための助成金があります。
ただ、どんな新規事業にも助成金は交付されるわけではなく、国や自治体が定めた条件を満たす必要があります。
助成金を受け取るための条件は、種類によって異なります。
融資を考える前に、条件を満たせそうな助成金がないか調べてみましょう。
出資を受ける
起業の資本を集める時にイメージしやすいのは、「資本家から出資を受ける」ことかもしれませんね。
出資について、ざっくり説明しておくと、
「お金をもらう代わりに会社の株を渡す」
こと。
例えば、僕がスンバラシイ革新的なアプリのアイディアを思いついたとします
。
「投資家」と言われる人のところを回って、アイディアをプレゼンし、認めてもらって、会社の株式とお金を交換します。
起業家は株式を渡すことにより、その比率に応じて、投資家から経営のアドバイス(口出し)を受けることになります。
株の保有率によっては、投資家(株主)から
「君、社長として全然仕事うまくできてないじゃん。クビね。」
なんてことも起きる可能性があります。
投資家たちも自分のお金を払って、その事業が発展する(上場するor売却する)可能性に賭けているので必死です。
情報提供をしたり、自分の知っている有力者と引き合わせたり、自らがその事業の広告塔になったりして応援します。
そのため、「スタートアップの株式会社==が、●●億円を調達!」というのは、単純に自由に使えるお金が増えて、「やったぜ!ハワイに遊びに行こうぜ!」というものではなく、起業家たちは事業を急速に発展させるプレッシャーを周りから受けることになります。
サポートを受けられる、といった文脈では起業家にメリットがあります。
ただ、「仲間と一緒に自由にワイワイ」という雰囲気から、一気に変わる可能性も秘めているのが「出資を受ける」という資金調達方法です。
少ない資本で小さくスタートしよう!
ここまで資本の調達方法を5つに絞って、解説してきました。
起業を考えてる方は、1番目にご紹介した「自己資本の確認・調達」から始めましょう。
また、始めて起業するのであれば、自己資本だけでスタートすることをお勧めします。
「起業できるほど自己資本なんてない!」という方もご安心ください。
キャッシュエンジン型起業であれば、小さな自己資本ですぐにスタートでき、すぐに売上が立てられます。
キャッシュエンジン型起業については、こちらの記事で詳しく説明しているので、興味がある方はこちらの記事も合わせてお読みください。