WEBメディアやYouTubeなど、インターネット上で情報を獲得することが一般化した現代。
起業というキーワード一つをとっても、起業のノウハウや起業家のインタビュー記事など、様々な情報を目にすることができます。
そんな現代においても、まとまった良質な情報を手に入れることができるのは書籍ならでは。
そこで今回は、ベストセラーランキングにも名を連ねる起業理解を深められる本や起業家の自伝を中心に11冊、厳選しご紹介していきます。
若手起業家や海外起業家の本も紹介しているため、ビジネスマンから学生にまでおすすめです。
目次
起業家はどのような本を読むべきか
そもそも、起業家になろうと考えた際どのような本を読むべきなのでしょうか。
その答えはもちろん人によって様々ですが、私は大きく3つあると考えます。
・起業のマインドセットを学ぶことができる本
・起業のハウツーを学ぶことができる本
・その他、事業に関する知識を学ぶことができる本
本記事では、主に前の2つに関する本をご紹介していきます。
起業のいろはが学べる!若手起業家におすすめな名著3選
起業の科学
日米で複数の起業経験を持ち、ベンチャー投資も行っている田所雅之さんの著書。
・1000人以上の起業家、投資家を取材
・起業に関する理論書と、起業家の自伝300冊を熟読
・起業家のブログ500本、講演動画1000本を解析
上記の成果を元に作られた1750枚のスライドが元になっているため、情報の質も折り紙つきだと言えるでしょう。
起業を進める上で、何度でも立ち戻りたくなる基本にして王道が載っている本です。
起業を考えたら必ず読む本
他社支援の実績も豊富な起業家である井上達也氏の書籍。
題名の通り、サラリーマンが起業を思い立ってから、会社を辞める前にやっておくべきことや会社立ち上げのやり方など、脱サラして起業するためのノウハウが詰まっている書籍です。
起業のファイナンス
後述する『破天荒フェニックス』の紹介でも触れていることですが、スタートアップやベンチャー企業にとって最も大きな問題となるのはお金に関することです。
この本では、そんなスタートアップ・ベンチャー企業を取り巻くお金の問題について必要となる知識を広く学ぶことができます。
これから起業を志す人だけでなく、実際に今スタートアップやベンチャーと呼ばれる企業で働く人が読むべき内容であると言えるでしょう。
国内だけでなく海外も!海外起業家のおすすめ本3選
起業家、というと渋谷や港区にオフィスを構えるベンチャー企業の社長を連想する人も多いですが、海外にも素晴らしい功績を残している起業家は数多くいます。
特に著名な起業家の書籍は邦訳版が出版されていることも多いため、目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
今回はその中でも厳選して3冊、ご紹介していきます。
ZERO to ONE
テスラのイーロン・マスク、YouTubeのチャド・ハーリー、Linkedinのリード・ホフマン…。
世界を代表する有名企業を作った起業家たちが、かつて創業に関わったのがオンライン決済サービスのpaypalです。
そんなペイパルマフィアの祖であり、いまだに多くの起業家に多大な影響を与え続けるピーター・ティール氏が母校のスタンフォード大学で学生向けに行った起業の講義をまとめたのがこの本。
特に若手起業家やこれから起業を考える大学生におすすめしたい一冊です。
Airbnb Story
民泊という新しい概念を普及させ、日本でもメジャーなサービスとなっているAirbnbは、デザイナー2人とエンジニア1人の創業者から始まりました。
そもそもビジネス経験がほとんどなかった3人が、投資家に出資を断られ続け度重なるトラブルを乗り越えながらいかにして会社評価額9兆円の企業を作り上げたのか。その過程を追うことで、未経験から起業を目指す人には大いに励ましやヒントを得られることでしょう。
起業は非常にドラマチックであり、経験がなくとも勝てるものであると実感させられる物語です。
ジェフ・ベゾス 果てなき野望
GAFAの一角であり、その時価総額は小国の経済規模にも匹敵すると言われる世界最大のIT企業であるAmazon。
そんな企業を一代で作り上げ、世界一の億万長者としても名を連ねるジェフ・ベゾスは非常に独特な経営者であると言われます。
そんな彼の生い立ちから現在までを詳細に綴った本書は、ビジネスに取り組む上でのものの見方を涵養してくれる一冊であると言えます。
ベゾスの手法や生き方をそのまま真似することは難しいですが、読むことで非常に学びとなるでしょう。
起業アイデアにも繋がる!起業家の自伝5選
渋谷ではたらく社長の告白
インターネット広告において業界1位の企業であるサイバーエージェントの時価総額が、長年広告界の王者であった電通の時価総額を抜いたことが話題となりました。これはコロナ禍の影響を受けた一時的なものであったものの、日本を代表する巨大企業と肩を並べる企業を一代で築き上げた藤田晋氏は日本を代表する起業家の一人だと言えるでしょう。
そんな彼が、福井県の田舎から上京し、雀荘に入り浸る学生時代を経てのし上がっていくストーリーを、臨場感ある文章で体験することができます。
これから起業を志す人の背中を押し、今まさに起業に取り組む人の道標となる名著です。
人生の勝算
この本の著者であるSHOWROOM代表・前田裕二さんはメディアでも数多く取り上げられ、若手起業家としての華々しい活躍が取り上げられることも多い方です。
早稲田大学政治経済学部を卒業後、大手外資系投資銀行やDeNAを経て起業、という経歴を見ると順風満帆な人生に見えますが、幼少期は肉親の死や貧困に苦しみ、非常に苦労もされています。
そんな彼が、幼少期〜現在、そして未来の事業に対する想いを熱く綴った本書は、若手起業家から仕事を頑張るビジネスマンの背中を押し、啓蒙するだけのパワーがあります。
しょぼい起業で生きていく
ここまで紹介してきた本が比較的大きな会社を作った起業家たちに関するものであったのに対し、この本の著者であるえらいてんちょう氏は、いわゆるスモールビジネスを手がける起業家です。
起業に興味がありこの記事を訪れてくださった方の中には、従業員を数多く雇い上場を目指すような起業よりも、ほどほどに働くゆるい起業の方が興味がある、という方も多いでしょう。
スモールビジネスで生きていく生き方に興味がある方はぜひ覗いてみてください。私が読んだ際は、「そんなことでもビジネスになるんだ」という発見がありました。
以下の記事では月5万円稼げる副業を中心に紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。
こんな僕でも社長になれた
不登校やいじめ、両親の離婚など壮絶な幼少期を送った家入一真氏。
元引きこもりからIT企業の社長となり、大成功を収めた彼の物語は、読むと勇気をもらえると同時にどこか共感できる部分も感じられるものとなっています。
幼少期からエリートだった起業家とは違った角度から起業家の生き方を深められる一冊です。
破天荒フェニックス オンデーズ再生物語
倒産寸前の企業を立て直す、企業再生ドラマの王道とも言える本書。
ドラマ化やコミックス化をされている点からも、その人気っぷりを伺うことができます。
この本を通じて痛感させられるのが、企業における金の存在の重要性。
倒産する前に成功できるか、あと一歩のところで失敗してしまうかは紙一重だと感じさせられました。
会社経営をする上でのマインドセットや苦労も学ぶことができる上、一つの物語としても非常にドラマチックでおすすめです。
以下の記事でも現役起業家が起業家のマインドセットについて紹介しているため、合わせて参考にしてください!
まとめ
いかがでしたか。
上でご紹介した11冊の中から、あなたの起業やビジネスを後押しする一冊が見つかれば幸いです。
起業する上では本から学ぶ知識やノウハウも重要ですが、何より実際の経験者から学び、自分で手を動かしていくことが何よりの近道です。
起業に挑戦したい、という熱い思いがある方はぜひ一度キャッシュエンジンの無料体験へ参加してみてください!