起業時の創業メンバーの大切さ
Start line on the highway concept for business planning, strategy and challenge or career path, opportunity and change

起業創業初期やこれから起業を志す方向けに記事を書いています。本日は、起業時の創業メンバーの大切さについて書いていきたいと思います。

起業する際に創業チームを間違えると必ず失敗あるいは分裂します。なぜなら創業時は、メンバーの少しの気の迷いや過ちによってチームが崩れ、お客様が逃げていき、会社が崩壊していくとても繊細なものだからです。

なので、あなたがもし起業をしようと志しているのであれば、運命共同体としてこの人とならなんでも一緒に乗り越えれるというくらい徹底的に話し合い、気持ちを通わし、時にはバチバチになりながらも相手と向き合わないといけません。

今回は、その起業時の創業メンバー選びのススメについて詳しく記載していこうと思います。

創業メンバーとどこで出会ったのか? 

創業メンバーとどこで出会ったのかは、今後の起業において意外と重要になります。あなたが正当な起業を考えているのであれば、あなたがその人とどこであったのかをまず明確化しましょう。

例えば、コミュニティによってはネットワークビジネスや宗教、ヤクザ絡みの方の可能性もあるので慎重に相手を選びましょう。基本的には、類は友を呼びます。そのコミュニティ内あるいは、その仲間に上記のような絡んではいけない方がいる場合は開始前に筋は通していた方がいいでしょう。

一方であなたが会った場所が、同じ学校、同じ留学先、同じ会社とかであればある程度その方を信用して進めても良いかもしれません。基本的には、信じられる仲間はとても大事ですが、人は最初から簡単に信じないことを起業前も起業後の様々なシーンにおいてもこの局面がきますのでよく覚えておいてください。 その第一歩だと思ってください。

創業メンバーと何を目標にしているか? 

あなたは、起業をして何を実現したいでしょうか。お金でしょうか。自由な時間でしょうか。それとも叶えたい夢があるのでしょうか。どのようなものでも構いません。ですが、この何を目標にしているのか?これが根本から違う相手とは起業しない方が良いです。起業後は、1度目の成功でこの目標が違うとチームの分裂や欲望に勝てず、会社は崩れます。筆者もこの経験をなんどもしてきました。 ここは必ず話し合っておいた方が良いです。

ですが、最初の目標が違うだけで諦めてはいけません。必要なのは、相手との対話と言語化つまりその言葉の裏に隠されてる部分をしっかりと突き詰めることが大事です。

具体的な例を出しますと、

お金と自由が欲しい

なぜ?

世界中を旅したいから

なぜ?

世界のことをもっと知りたいから

なぜ?

世界を知ってもっと還元したいから

なぜ?

世界をもっとよく(平和に)していきたいから

という感じで、お金と自由が欲しいからと言われたらなんか自分とは違うなと思うのではなく、手にした時に何をしたいか、何をするのか?何者になるのか?が重要です。

基本的に起業の一番の目的は、時間的、金銭的な自由です。なので、その後が見えてるかどうか、言語化できるかどうか?そしてそれがあなたと全く反対なのかそれともかなり近しいのかそれを感じて判断すると良いでしょう。

創業メンバーはなにものか? 

創業メンバーとどこで会ったのかが重要と伝えましたが、さらに言うとその方はなにものなのかを起業前に洗い出しておくと良いでしょう。

具体的には、紙や文書にして書き出すと良いでしょう。

名前
性別
年齢
経歴
趣味
性格
友人
家柄 

等々、書けるだけ出しましょう。特に重要なのは、彼の性格が自分勝手すぎるとか話を聞かない等やりづらいと自分が感じてるかどうかはとても重要です。起業家は、人格つまり徳があるかどうかがとても大事です。常に自分を反省し、改善していこうという心構えがなによりも必要です。

情報伝達力
説得力(言葉選び)
尊敬力
啓蒙力
勤勉力(努力)
倫理観
統率力
先見力

上記が人格的な能力として経営者が必要なものです。逆に、“恥をかきたくない” “臨機応変さがない” “度胸がない” “強い意志がない(覚悟がない)”と、経営者になってはいけない人の特徴をすべて備えていると筆者は考えています。ここを見抜く能力も経営者においてとても大事です。

創業メンバーのスキルセットの確認

あなたの職業経験が3年を超えている場合は、少なからず何かのスキルは付いているはずです。またそうではないにせよ、自分の中で何か秀でているものがあるはずです。それを探す作業がとても大事です。例えば、ウェブマーケティング知識、資料作成術、デザイン力、数値関係 etc... 起業時は、お金もないことも多いので様々なことを自分自らやらないといけないです。その際に、創業メンバーと役割分担をしていくことは少なからず効率的になるので実施すべきです。

起業時の創業メンバーとは、役割の範囲で責任範囲を明確化する必要があります。時には、双方のサポートも必要ですが、依頼も含めて双方が責任を持ってその役務を果たす必要があります。

経営者に必要な知識を下記にて記載しておきますので、皆さんも責任の範囲を決めていけると良いでしょう。ここで重要なのは、丸投げではなく、責任の範囲を明確するということですので、誤解しないようにお願いします。

経営戦略・事業策定
経理・財務
採用・人事
契約・法務
マーケティング(デザイン含む)
資料作成スキル
情報リテラシ

ここに営業を入れていない理由は、営業は得意不得意別として経営者として必ず必須のスキルだと思ってください。営業=人間関係力ですので、人から好かれて応援されるような状況ではないと起業時の成功は難しいです。なので、営業が苦手であれば、やらないではなくて素直に上手い方の勉強をするのが良いと思います。

創業メンバーとの考えておくべき事柄

最後に、この人と起業しようという最終決定をする前に、創業メンバーと考えておく・話しておくべき事柄を列挙しておきます。

1. どの事業で進めていくのか。
2. どの役割で進めていくのか。
3. 最初の資金は、双方いくらにするのか。
4. 株式分配は、どうするか。
5. 守るべきこと、ルールの大枠
6. 理念、ビジョン、行動指針、計画の策定
7. 何があっても一緒に行う強い意志表示
8. 契約書への落とし込み

上記の事柄は、必ずやった方がいいです。また、最後にあげた契約書の落とし込みはあなたが代表取締役であるなら何があってもやっておいた方がいいです。今後、このような契約書の交わし方で騙されたり、ルールが守られない、期限内に依頼した成果物が出ない等のトラブルが起業中には山ほど起きます。このトラブルの回避術の心構えは、この人を安易に信用すること、決めたことを曖昧にすることです。筆者も、この契約書を曖昧にしたことで、不幸な結末が起業前にも起業後にもたくさん起きました。勿論、私はこのトラブルを対処して学んでいきましたが、これから起業する方にはぜひ反面教師にしていただきたいです。また、この部分を契約書として交わせない方とは危険なので私はやらない方が良いと思います。

ここまで、起業メンバーの選び方をお伝えしてきましたが、もともと起業とは会社のサラリーマンと違って誰にも守られていない自由で曖昧なものです。それをいかにメンバーが律してルールや曖昧さをなくして創り上げていくかが非常に大事です。

あなたがもし起業したら自由になって何もしなくても良い状態が作れると思っているのであれば、あなたの自由の定義を少し変えた方が良いでしょう。起業家にとっての自由は、自由に物事を決めて動けるというものです。ですが、自由には責任も伴うので間違えると高額な借金を背負うこともあるでしょう。そのリスクと引き換えにあなたは自由を手にするのです。

その第一歩が創業メンバー選びなので、最初から選択の間違いや曖昧さを持ち大きなリスクを背負うのではなく、責任と行動をシェアして1+1を3倍にも100倍にもできるような創業メンバーと進めていくことをオススメします。

「起業」や「創業」に関するご相談も受け付けております。ご興味のある方はぜひご連絡ください。

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